2013年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科

住宅インテリア(Residential Interior Design)[5A17]

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2単位
冨永 祥子 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
この授業では、住宅のインテリアデザインの歴史を知り、近現代の建築家が何を考えどのように室内空間を作っているか、住宅の実例を通してテーマごとに具体的に考える。
授業を通して、住宅インテリア設計の手がかりを自分なりに掴み取り、最終的には各自の設計に生かすことが目標である。

<授業計画及び準備学習>
1.4/12:ガイダンス/住宅のインテリアデザインとは/内と外
2.4/19:室内空間を構成する部位 1)柱と壁
3.4/26:室内空間を構成する部位 2)床と天井
4.5/10:平面と領域・限定
5.5/17:開口部・建具
6.5/24:光・色・照明
7.5/31:素材1
8.6/7 :素材2
9.6/14:ブレイクレクチャー/絵画・マンガにおける内部空間の表現
10.6/21:階段
11.6/28:家具・装飾
12.7/5:事例紹介「建築家の自邸3例」
13.7/12:設計の考え方「自作解説3例」
14.7/19:ディスカッション/まとめ/後期授業に向けて
15.7/26:(予備日)

●次週授業で取り扱う住宅作品を指定された場合は、必ずその建築と建築家について予習してくること。

●授業の順番・内容は一部変更することもあるので、その場合は授業時間内に連絡する。

<成績評価方法及び水準>
授業の要所で、それまでの講義内容のレポートを計4回提出してもらう。この4回のレポートと授業中の受講態度・発言内容の総合点で評価する。60点以上を合格とする。

<教科書>
特に指示しない。必要な資料は授業中に配布する。

<参考書>
「日本のインテリア」神代雄一郎著 井上書院出版
「素材と造形の歴史」山本学治著 鹿島出版会
「住宅特集」「新建築」新建築社出版 他

<オフィスアワー>
授業時間の前後、適宜。

<学生へのメッセージ>
住宅インテリアの特徴は、ある特定の住まい手の暮らし方が、長い時間をかけて蓄積されることです。
また住宅は小規模なので、構造・設備・周辺環境等とインテリアデザインを明確に切り離して考えることはできません。
この授業では、インテリアデザインを独立した要素として考えず、常に住宅全体をとらえる視点を持って臨んで下さい。
また授業と並行して、日頃から身近な素材に触れたり、空間やもののスケールを測ってスケッチしたり、身体で体験する習慣をつけることをお勧めします。

 

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