2013年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科
△現代の物理学(K)[4C21]
2単位 武藤 恭之 助教 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 物理学は、20世紀に入ってから大きな革新を遂げ、それまでとは全く異なった世界観を得た。本講義では、物理学概論Aおよび物理学概論Bで学習した19世紀までの物理学を基礎にして、20世紀以降の物理学について概説する。また、講義の後半では、宇宙物理学について特に詳しく扱う。
全体を通じ、現在、物理学が達しているミクロ・マクロの世界観について、その大きな考え方を理解することを目標とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 初回は、授業全体の進め方などについて説明を行うので、準備学習は不要。二回目以降の準備学習については、適宜授業内で指示する。
第1回:ガイダンス 第2回:オーダー計算とフェルミ推定 第3回:量子力学入門(1) 物質や光の粒子性と波動性・不確定性原理 第4回:量子力学入門(2) シュレーディンガー方程式とその周辺 第5回:特殊相対性理論入門(1) マイケルソン・モーレーの実験・ローレンツ変換 第6回:特殊相対性理論入門(2) 特殊相対性理論の不思議な帰結 第7回:一般相対性理論入門(1) アインシュタイン方程式の考え方 第8回:一般相対性理論入門(2) ブラックホール 第9回:宇宙物理学入門(1) 宇宙における距離測定法 第10回:宇宙物理学入門(2) 宇宙論と軽元素合成 第11回:宇宙物理学入門(3) 銀河・銀河団 第12回: 宇宙物理学入門(4) 星の一生 第13回:宇宙物理学入門(5) 惑星の形成 第14回:宇宙物理学入門(6) 太陽系の惑星 第15回:学習成果の確認(課題作成・発表)
- <成績評価方法及び水準>
- (1)学期末に、授業内容と関連する課題に関するレポート等の提出を求める。また、時間が許せばグループワークなどによりプレゼンテーションを行う(得点A)。題材は、最近の欧文論文などを中心に選定する予定。
(2)授業の中で適宜講義に関連する演習問題を出し、解答の提出を求める(得点B)。 得点Aに対し70パーセント、得点Bに対し30パーセントの重みを付けて、最終的な評価点を決める。
- <教科書>
- 特に指定しない。
- <参考書>
- 授業の中で適宜指示する。
- <オフィスアワー>
- 新宿2715室 月曜日10時〜12時
八王子1-323室 水曜日3限(授業期間中のみ) この他の時間にも、電子メール(ft13389@ns.kogakuin.ac.jp)で事前に連絡をいただければ対応可能です。また、電子メールによる質問も受け付けます。
- <学生へのメッセージ>
- ・あまり数式は使わずに、最近の物理の考え方を中心に講義する予定です。
・物理学概論Aおよび物理学概論Bの知識を一応の前提としますが、必須ではありません。 ・上記シラバスは一例です。詳しく扱ってほしいトピックスなどがあれば、できる限り対応します。
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