2013年度工学院大学 建築学部まちづくり学科

建築音響(Architectural Acoustic)[4A12]

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2単位
岡野 利行 非常勤講師

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
建築計画を通じて快適な音環境を具現化するための基礎知識を習得するのが授業の目的です.音と音波の基礎知識,建築空間が具備すべき音響性能と建築計画との関係,について物理・心理の両面から実例を交えながら解説します.それらの知識にもとづいて,音響学の視点から建築設計を合理的に進めるための考え方を身につけることを達成目標としてください.

<授業計画及び準備学習>
1. 音の物理と心理
2. 音波の性質・強さとレベル
3. 音波の距離減衰・音の感覚
4. 吸音性能と残響時間
5. 反射と音線
6. 単層壁の遮音性能
7. 二重壁・塀による遮音
8. 固体音の遮断
9. 床衝撃音
10. 騒音の評価
11. 室内音響の評価
12. 室内音響計画概説
13. 騒音防止計画概説
14. 補講
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
レポートと定期試験の総合点で評価します。60 点以上の履修者に単位を認めます。

<教科書>
前川純一・森本政之・阪上公博著 「建築・環境音響学 第3版」 (共立出版)

<オフィスアワー>
授業終了後

<学生へのメッセージ>
音は人間の五感のひとつでもあり,常に身近に存在して人の生活には不可欠です.実際に,建築や都市環境の問題に関わると,音に関する課題にぶつかることが多くあります.課題を適切に解決するためには,拠り所となる基礎知識を身に着けておかねばなりません.この授業は,建築音響学の基礎を学ぶ貴重な機会になるはずです.

 

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