2013年度工学院大学 建築学部まちづくり学科

市民まちづくり論(Community Development Theory)[2E17]

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2単位
星 卓志 教授  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
かつては行政組織の主導的なまちづくりが一般的であったが、近年、まちづくりへの市民参加の重要性が増しつつある。まちづくりや都市計画は、市民福祉の増進を目的とするものであることから当然の帰結であるが、まちづくりに市民が深く関与するようになるのは、この20〜30年ほどのことである。こうした参加のまちづくりが広がってきた経緯、参加のまちづくりの事例、参加に必要なワークショップ技法などのテクニックを学ぶ。

<授業計画及び準備学習>
1. ガイダンス
2. まちづくり、都市計画の権限と責任、市民(住民)参加の必要性
3. 参加のまちづくりの事例−1
4. 参加のまちづくりの事例−2
5. まちづくりへの市民参加論の概観−1
6. まちづくりへの市民参加論の概観−2
7. アメリカ諸都市におけるコミュニティ・プランニング
8. 日本の都市計画法における手続き−1
(計画の主体と利害調整、市民参加の経緯)
9. 日本の都市計画法における手続き−2
(都市計画提案制度)
10. 市民参加と市民自治(これまでの講義のまとめ)
11. 市民参加手法−1
12. 市民参加手法−2
13. 市民参加手法−3
14. 市民参加手法−4
15. 学習成果の確認(期末試験)

<成績評価方法及び水準>
授業ごとのコメントシート、小テスト、出席状況等の平常点(30点)及び期末試験(70点)により評価する。60点以上を合格とする。

<教科書>
授業の中で必要な資料を配布する。

<参考書>
適宜、紹介する。

<オフィスアワー>
授業の前後を基本とするが、あらかじめ連絡調整のうえ他の日時とすることも可能。

<学生へのメッセージ>
建築や都市を計画するとき、その利用者が持つ環境意識や生活感をいかに汲み取ることができるかが非常に重要です。この授業では、人々が生活するまちの環境を良くしていくための市民の関わりをテーマとしますが、そのことは同時に、作る側に立つ私たちはどのような姿勢で市民と関わるべきかを考えることでもあります。

 

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