2013年度工学院大学 建築学部まちづくり学科

環境評価法(Environmental Evaluation)[1B14]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
柳  宇 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
人々は1日の80%以上の時間を室内で過ごしている。室内環境は人々の健康,快適に大きな影響を及ぼしている。一方,近年地球環境,とりわけ地球温暖化の問題に注目が集まっている。地球温暖化の原因は二酸化炭素の排出が強く関連しているといわれ,建築分野でもエネルギー消費や廃棄物の排出量を削減することが求められている。複雑に関連する環境を改善するには建築環境の性能を正確に計測し評価する必要がある。これらの問題点を整理し,JISやISOなどの計測・評価手法と廃棄物を考え,問題を解決するための知識を得る。

<授業計画及び準備学習>
1.建築環境に関する影響と計測・評価手法の概要
2.大気汚染
3.リスクアセスメント(1)序論
4.リスクアセスメント(2)人の健康のための要素
5.リスクアセスメント(3)室内空気汚染物質の有害性の同定
6.リスクアセスメント(4)用量−反応モデル
7.リスクアセスメント(5)リスクの判定
8 建築環境の評価(柳) (1)化学物質と室内環境
9.          (2)微生物と室内環境
10.          (3)物理要素と室内環境
11.          (4)環境デザインと室内環境
12.          (5) 健康影響と室内環境
13.          (6) CASBEEとその評価事例
14.          (7) まとめ
15. 学習成果の確認

<成績評価方法及び水準>
期末試験を100点満点とし,合計60点以上を合格とする。ただし,理由なく3回以上欠席した学生は履修放棄とみなし,成績評価は行なわない。

<教科書>
担当教員の用意したレジュメを使用する。各講義の前に必ず学園ポータルシステムを確認し,アップロードされている場合は,各自で出力し,事前に用意をすること。それ以外は,教室で直接配布する。

<参考書>
「室内空気質のリスク評価」,アイ・ケイコーポレーシン出版
「室内環境学概論」,室内環境学会編(東京電機大学出版局)

<オフィスアワー>
随時。ただし,各担当教員と約束の後来室のこと。

<学生へのメッセージ>
建築系学科の科目として大変ユニークな内容で,実社会で活躍するために有効となる建築環境・都市環境・環境設備に関する最新知識を得るチャンスと考えてください。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2013 Kogakuin University. All Rights Reserved.