2013年度工学院大学 第2部建築学科

建築計画III(Architectural Theory III)[4F03]

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2単位
長澤  泰 教授  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
建築計画という学問は、勘と経験に基づいて行われていたかつての建築設計を、建物を使う人々の立場から見直し、使いやすく快適な建物内外の環境を実現するために科学的根拠に基づいた設計の基礎的なデータや考え方を追求するために開発・発展してきたものです。本講義では住居を中心にしてわれわれが毎日生活している社会に存在するさまざまな各種建物の歴史・設計や計画上の要点・問題点と今後の方向性についてわかりやすく解説します。建築計画に関する基本的な考え方を実例を通して学ぶことが学習達成目標です。

<授業計画及び準備学習>
基本的・概念的な事柄から解説しはじめて,次第に個々の具体的な建物について講義します。
1. 建築について考えてみよう
2. 建築学・建築計画学とは何でしょうか
3. 機能主義と形態主義とは何でしょうか
4. 住居と施設の違いについて考えてみよう
5. 建築物の一生について考えましょう
6. 医療施設を知っていますか
7. 療養施設を知っていますか
8. 福祉施設を知っていますか
8. 教育施設を知っていますか
9. 学習施設を知っていますか
10.図書館を知っていますか
11.博物館を知っていますか
12.劇場を知っていますか
13.執務施設を知っていますか
14.コミュニティー施設を知っていますか
15.期末試験(学習目標を達成しているかどうかを筆記試験で評価します)

<成績評価方法及び水準>
毎回の講義終了時に,B6版の簡単な講義メモを提出してもらいます。これは、講義内容の理解や関心の状況を把握するためです。学期末試験を受験してもらい、原則としてその結果により評価します。期末試験には下記<教科書>(長澤泰編著, 在塚礼子・西出和彦彦著,「建築計画」, 2011年, 市ヶ谷出版社)のみ, 持ち込みを認めます。教科書に講義時から書き込みをしておいても構いません

<教科書>
長澤泰編著・在塚礼子・西出和彦彦著,「建築計画」, 2011年, 市ヶ谷出版社

<参考書>
長澤泰編著・伊藤俊介・岡本和彦著,「建築地理学」, 東大出版会
日本建築学会編, 「建築設計資料集成」, 丸善
吉武泰水, 「地域計画概論(上)」, コロナ社
五十嵐太郎,大川信行,「ビルディングタイプの解剖学」, 王国社

<オフィスアワー>
各授業時間の前後に質問してください。

<学生へのメッセージ>
本講義は、建築士試験に役立つことはもとより、実際の設計や建築(周辺)業界のの実務に入ってから役立つ基礎的な事柄だけでなく、建築というものの本質的理解のためにも役立つ講義ですので、心は緊張しながらも身体はリラックスして聞いてください。なお今学期の時間割のみで教科書の内容をすべて講義はできませんので、各講義時間の前後には教科書全般ををしっかり読んでください。どんな質問も大歓迎します。

 

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