2013年度工学院大学 第2部建築学科

労働法規(Labor Law)[4653]

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2単位
山本 圭子 非常勤講師

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
授業のねらいは、仕事探しから始まり、就職後の労働条件、退職に至るまでを、労働法規を通してそのルールを学ぶことにある。
近年の就業形態の多様化、労使関係の安定化、景気動向など雇用関係を取り巻く変化に応じて、労働法規どのように発展、修正されてきたのかなどを理解することを達成目標としている。

<授業計画及び準備学習>
第1週 「ガイダンス」「就職活動と労働法」
 労働法規とは何か、その学び方を紹介する。就職活動を労働法規の視点から分析する
 準備学習:テキストの1章を読み、理解をしておく。
第2週 「就業規則と職場のルール」「賃金」
 会社ではどのようなルールに基づいて働くのか、労働契約と就業規則、賃金について学ぶ。
 準備学習:テキスト2・3章を読み、理解しておく。
第3週「労働時間、休憩」「休日・休暇」
 働く時間の長さとそのルール、割増賃金、休憩、休日、休暇について学ぶ。
 準備学習:テキスト4章を読み、理解しておく。
第4週「休業・ワーク・ライフ・バランス」「労働保険」
 準備学習:テキスト4章を読み、理解しておく。
第5週「人事異動」「労働契約の終了」
 準備学習:テキスト6章を読み、理解しておく。
第6週「労働組合」・テスト
 準備学習:第5週までの復習と、テキスト5章を読み、理解し、期末テストに備える。
(法改正の動向等により,上記計画を変更することがある)

<成績評価方法及び水準>
最終日の最終時限の筆記試験で最終成績を評価する。60点以上の者に単位を認める。ただし、試験の点数が60点にわずかに満たない場合には、授業内で実施するミニレポート・宿題の得点(1点〜10点)を、定期試験の点数に加算して、60点以上の者には単位を認める。

<教科書>
角田邦重・山田省三編著『労働法解体新書(第3版)』(法律文化社、2011年)

<参考書>
菅野和夫『労働法(第10版)』(弘文堂)、浅倉むつ子ほか『労働法(第4版)』(有斐閣アルマ)。

<オフィスアワー>
授業の開始前、終了後に兼任講師室で

<学生へのメッセージ>
2部学生の就労実態を考慮しながら、働くことに関するルールのあり方を共に考えていきたい。最新の統計資料、裁判例、立法動向などを紹介しながら、講義を進めて行く。受講生も、労働法に関する報道などに常に注意を向け関心をもって欲しい。kuportでレジュメは事前に配布するので、各自プリントアウトして持参すること。

 

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