2013年度工学院大学 第2部建築学科

設備設計法(Theory of Building Equipment Design)[2F05]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
野部 達夫 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]
中島 裕輔 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]
西川 豊宏 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
建築を機能させるためには空調、給排水、電気など、いろいろな種類の設備システムを具備する必要がある。設備システムは建築物本体と密接かつ複雑に関連し合うので、破綻のない建築を実現するためには設計段階からこれらを網羅して計画を進めなくてはならない。しかし、近年の建築を取り巻く環境の変化や技術の進歩によってそれぞれの設備システムも急速に変容しつつあるために、正確な認識を得ることが困難な状況になっている。授業では設備設計者がシステムを設計する際に必要とされる知識及びセンスを中心に、要諦を詳述する。毎回、基礎的な演習を時間内に課し、理解を深める。

<授業計画及び準備学習>
1〜2.オリエンテーション、空調負荷計算(冷房スキンロード)
    演習課題:負荷計算書1
3〜4.空調負荷計算(内部発熱、外気負荷、暖房負荷)
    演習課題:負荷計算書2
5〜6.吹出し口の選定及びダクトの設計
    演習課題:ダクトレイアウト、サイジング、ダクト平面図
7〜8.照明設備の設計
    演習課題:照明器具の台数の決定、レイアウト
9〜10.ソーラーハウスの設計
    演習課題:ダクト・機器レイアウト、集熱量の計算
11〜12.給排水・衛生設備の設計
    演習課題:便所衛生設備図
13〜15.応用問題、総評
    演習課題:応用設計


・毎回の準備学習として、授業計画に関連する文献を検索して一通り目を通し、その全体像を把握することを求める。
・復習として、授業で不明な点の整理と、文献による理解或いは質疑を求める。

<成績評価方法及び水準>
各演習課題の評価による。

<教科書>
なし。必要資料はその都度配布する。

<参考書>
「オフィスビルの設備設計ガイド」空気調和・衛生工学会編(オーム社)

<オフィスアワー>
随時歓迎する。

<学生へのメッセージ>
建築に関する幅広い興味の喚起を期待する。

<備考>
鉛筆(濃・淡)、色鉛筆、関数電卓、三角スケールを持参のこと。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~dt13006/

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2013 Kogakuin University. All Rights Reserved.