2013年度工学院大学 第2部建築学科

建築施工(Construction Process)[5654]

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2単位
田村 雅紀 准教授  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
建築物は,コンクリート系材料,金属材料ならびに木質系材料など,構造材料として使用できる材料に下地材,仕上材および機能材が加わり全体が構成される。そして建築物として完成するまでの過程には,作り手・使い手などにより,設計計画,工事ならびにそのマネジメントなどを踏まえた建築行為の積み重ねがあり,建築として一定の使用期間を経た後,解体・廃棄・再資源化の段階を経て,最終的に資源循環に向けた取り組みが行なわれる。本授業は,これらの仕組みに関する基礎的な理解を得ることを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
講義内容は以下となる。講義準備として授業テキストの内容を予習すること。
授業後はレポートを随時実施する。

第1回 計画段階  建築というものづくり
第2回 計画段階  建築と法規
第3回 計画段階  建築と環境影響
第4回 計画段階  建築の企画・マネジメント
第5回 工事段階  建築の構工法
第6回 工事段階  建築の工事監理・BIM
第7回 工事段階  構造材料の選定と品質管理
第8回 工事段階  構造材料の施工計画
第9回 工事段階  地盤調査と基礎工事
第10回 工事段階  鉄筋コンクリート工事・鉄骨工事
第11回 工事段階  建築の維持保全・補修補強・改修
第12回 保全段階  建築のアセットマネジメント
第13回 処理段階  建築の解体・廃棄
第14回 処理段階  次世代に向けた資源循環
第15回 学習成果の確認 

<成績評価方法及び水準>
平常点(出席,5回程のレポートなど)と最終課題の成績により評価する。

<教科書>
「建築生産−ものづくりから見た建築のしくみ−」,ものづくり研究会,彰国社,2012
 *通称「こぶたちゃんテキスト」

<参考書>
「ベーシック建築材料」,野口貴文,田村雅紀他,彰国社,2010
 *工学院大学建築学部1年生「建築材料(必修)」に使用する図版入りの絵解き教科書です

<オフィスアワー>
授業後2時間 またはメール(masaki-t@cc.kogakuin.ac.jp)で相談してください

<学生へのメッセージ>
人のからだは,様々な「器官,組織,細胞」により成り立っており,建築物のからだは,「構造体,部材,材料」により構成されている。材料を視点とし,構造体が形作られて,健全な状態を保つための基礎的な仕組みについて考える場としたい。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~dt40009/

 

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