2013年度工学院大学 第2部建築学科
ベーシックデザイン(Basic Design)[4602]
2単位 谷口 宗彦 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 建築を設計するには、さまざまな知識や技術を習得しなければならない。自分がイメージし、創造した建築や空間を客観的な情報、すなわち図面として表現する必要がある。建築を学ぶ基本姿勢を知り「建築デザイン」の意義と大切さを充分に理解する。
造形上の「基礎理論の修得」と演習を通じて「建築美や色彩」に対する感性を養い、建築設計表現に必要な基礎的な「デザイン能力」と「プレゼンテーション技法」を学ぶ。
- <授業計画及び準備学習>
- ・オリエンテーション
1. 建築設計の実務と造形学習の大切さ,学生生活との関連について 2. 建築目的とその基礎的表現の意味・デザインボキャブラリーについて 3. 様々な芸術や色彩表現。その意味と可能性 4. 造形心理と意味の象徴・環境の知覚現象について・線と面の種類と表情他 5. 色彩と生活環境・物の見え方。デザインの構成原理について 6・図面の表現演習 おもに、平面上で三次元的な表現(立体の表現)技法についての演習課題を行う。
- <成績評価方法及び水準>
- 最終試験は行わないが、毎週、遅刻せず全て出席が前提条件。
宿題として出されるレポート又は演習課題作品は、全て決められた期限内に提出すること。
- <教科書>
- 「カラーリスト」 -色彩心理ハンドブック- 日本カラーデザイン研究所編(講談社)
「手で練る建築デザイン」 中山繁信著(彰国社)
- <参考書>
- 「やさしく学ぶ基礎製図」松下希和著(基礎設計教科書)
- <オフィスアワー>
- 授業日を中心に随時
- <学生へのメッセージ>
- 本学に入学してきた人は、高校までの勉強で純粋に「デザイン」を勉強した人は、毎年皆無です。この講座の初日、皆さんは設計・デザインの楽しさよりも、いきなり建築の「難しさ」「戸惑い」を感じるかも知れません。そうです「デザイン」とは一人一人の感性から生まれます。その感性教育は一朝一夕にできるものではありません。その感性は持って生まれたものが大きく影響与えることも事実だからです。
新入生の皆さんに「センスがあるか?…ないか?…」と聞かれれば、「毎年全体の1割程度の人がまあまあかな?…」と残念ながら答えざるを得ません。しかし諦めてはいけません。工学院大学の「ベーシックデザイン教育」は、「なぜ良いか…」「どうしたら美くしくなるか…」を理論的・理性的に考えることを学習します。したがって指導に沿って、よく手を動かし努力すれば、アーラ不思議! 必ず「良いもの」「美しいもの」を創ることが誰でもできるようになるのです。その証拠に「研究室ホームページ」に掲載された先輩達の、美しい・素晴らしい作品の数々を見て下さい。
- <参考ホームページアドレス>
- 谷口研究室ホームページに作品掲載しています。 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/%7Ewwd1022/
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