2013年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科
伝送システム論(Transmission Systems for Communications)[1F04]
2単位 板波 隆雄 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 通信システムの基本構成,伝送路に関する基礎理論と要素技術の習得,その役割を理解する.
具体的達成目標 (1) 伝送単位、特にdBの計算ができること (2) アナログ方式とデジタル方式の相違を理解すること (3) PCM方式の基本構成を理解すること (4) 通信妨害の種類と意味を理解すること (5) 信号波の時間領域と周波数領域表示の意味を理解すること (6) 再生中継方式の説明ができること (7) 各種伝送路の特徴、適用領域を理解すること (8) 光フアイバケーブルの原理と構造を理解すること
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週:[ガイダンス] 電気通信と通信網、通信網の設計、基本構成
第2週:通信の歴史 通信技術の基礎(伝送単位、レベルダイヤ、伝送量)、ミニ演習 第3週:通信妨害、フイルタ、増幅器、ミニ演習 第4週:振幅変調、ミニ演習 第5週:パルス符号変調、ミニ演習 第6週:信号波の時間領域と周波数領域表示、ミニ演習 第7週:伝送線路、ミニ演習 第8週:各種伝送路、伝送方式、ミニ演習 第9週:周波数分割多重伝送システム、ミニ演習 第10週:時分割多重伝送システム、ミニ演習 第11週:移動通信システム、ミニ演習 第12週:多重化技術とアクセス技術、ミニ演習 第13週:無線通信の将来展望. 第14週:期末試験
- <成績評価方法及び水準>
- 原則は定期試験で評価し、60点以上の者に単位を認める.ただし、試験の点数が60点未満でも授業への参加状況を勘案する.「授業への参加状況」の判断は、受講態度、ミニ演習への取り組み、レポート提出等を総合して行う。
- <教科書>
- 特に指定しない
- <参考書>
- 「通信工学概論」山下著(森北出版)
「現代通信工学」南、白須、大友著(産業図書)
- <オフィスアワー>
- 原則は、月曜日 19:30〜20:00 これ以外でも12階講師室に在室していれば対応可
- <学生へのメッセージ>
- 本講義を受講するほとんどの学生諸君は、今後とも、直接的もしくは間接的に通信産業に関与するものと思われます.本講議の受講を通じて通信の基盤技術を充分に勉強して欲しい.
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