2013年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

ディジタル信号処理(Digital Signal Processing)[6651]

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2単位
辻  陽一 非常勤講師

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
測定器で計測したアナログ信号をコンピュータに取り込み(A/D変換),周波数分析したいという要求が多い。正しく処理するためには、A/D変換の法則や周波数分析の理論を理解しておく必要がある。本講義では、Excelで作った分析手順を示しながら、理解を確認しながら講義を進める。
【達成目標】
(1)A/D変換の際の量子化分解能,標本化定理の理解.
(2)インパルス応答と畳み込み積分の理解.
(3)フーリエ変換の物理的意味と周波数分解能の理解.
(4)ディジタルフィルタの基本的事項の理解.

<授業計画及び準備学習>
第1回 ガイダンス.ディジタル信号処理の概要
第2回 ディジタル信号処理,信号の分類と形態
第3回 2進数ディジタルコード
第4回 周期信号とフーリエ級数
第5回 複素フーリエ級数(小テスト)
第6回 連続時間信号のフーリエ変換
第7回 連続時間システム
第8回 サンプル値信号と標本化定理
第9回 標本化定理とエイリアシング
第10回 離散フーリエ変換
第11回 離散時間フーリエ変換の性質
第12回 離散フーリエ変換の応用(小テスト)
第13回 高速フーリエ変換と窓関数
第14回 不規則信号の周波数解析
第15回 試験
復習:毎回の授業の内容で分からないところは,翌週授業中でもいいので質問すること.

<成績評価方法及び水準>
小テスト10%、期末試験を90%として合計60%以上を合格とする。

<教科書>
「ディジタル信号処理」大類重範(著),日本理工出版会

<オフィスアワー>
授業の前後に講師控え室に来てください。

<学生へのメッセージ>
授業中の積極的な発言を期待します。

 

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