2013年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

データベース論(Database Theory)[5A20]

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2単位
北山 大輔 助教  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
Googleの検索システム,Amazonの商品推薦,銀行のATM,その裏ではデータベースの技術が重要な位置を占めている.本講義では,このようなデータベース技術の理論を学び,リレーショナルデータベースの操作言語であるSQLを習得する.また,データベースの応用例として最新の研究トピックについて理解を深める.

<授業計画及び準備学習>
講義においてデータベースの理論を学び,講義後に出す課題によってデータベースの設計・操作の習熟を目指す.
毎回の講義に際し,理論に関しては講義資料,設計・操作に関しては講義中に示すWebページを参考に復習し,理解を進めること.

1. ガイダンス
2. データベースの応用例 ー情報推薦ー
3. リレーショナルデータモデル
4. リレーショナル代数
5. SQL
6. リレーショナルデータベース設計
7. 正規化理論 ー更新時異常と情報無損失分解ー
8. 正規化理論 ー高次の正規化ー
9. データベース管理システム
10. トランザクション
11. 障害時回復
12. 同時実行制御 ー同時実行制御とはー
13. 同時実行制御 ースケジュール法とロック法ー
14. データベースの応用例 ーWeb検索ー
15. 総合復習と成果確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
講義毎に課題の提出を求める.成績は課題および定期試験の成績で判定する.課題および定期試験が60%以上で合格とする.

<教科書>
講義は配布プリントによって進める.ただし,示している参考書「データベース入門」により理解が深まることが期待される.

<参考書>
データベース入門,増永良文 著,サイエンス社

<オフィスアワー>
講義時間以外随時,事前にメールによるアポイントメントを求める.

<学生へのメッセージ>
データベースは業務システムでも必ずと言っていいほど使われ,プログラム言語と連携して用いることも多々あリます.この講義は,課題として演習を行うという非常に大変な講義になると思います.その分,社会に出てから皆さんの力になると信じて講義を行いますので,楽しく学んで下さい.

 

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