2013年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

認知科学(Cognitive Science)[3C21]

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2単位
蒲池 みゆき 准教授  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
認知科学とは,認知心理学,情報科学,神経科学などの上位概念にあたる言葉で,人間の心的行動をつかさどる機能を科学的に明らかにしようとする分野全体を指す.そのため,文理の区別なく幅広い知識と手法を用いた研究が行われている.授業では,出来る限り分野の全体像を網羅し,計算モデル化の進んだ認知科学的概念の理解を目指す.また,授業中に指示するヒトをはじめとする行動実験データ取得時の実験者の心得についてもよく理解することで,卒業論文製作時の研究テーマ設定等に役立てる.

<授業計画及び準備学習>
内容は下記の内容を中心に、5期に分けて進める予定である。

1.認知科学ガイダンス
2.認知科学の歴史と発展(2〜4回)
3.認知と心的イメージ(5〜8回)
4.認知科学と情報科学 (9〜12回)
5.認知科学と神経科学 (13〜15回)

ただし、認知科学と組み合わされる分野は独立では成り立たないことが
多いため、テーマごとに複数の組み合わせとして理解すること。

認知科学における実験等とそのデータにより立証される心的・数理的モデルを解説します。
準備学習では、各回でのノートとともに、関連するテーマでの文献を各自調べ、
質問をまとめてくること。

<成績評価方法及び水準>
2年次「情報処理心理学」の上級者編.
評価は,授業中と期末にレポートを課す.
レポート作成にあたり,過去の実験に基づいたデータ取得等を課す場合がある.
人数に応じて、試験となる場合がある.

<参考書>
授業中に指示します.

<オフィスアワー>
授業時間後等、随時。メールにて事前に連絡をとること。

<学生へのメッセージ>
できるだけ理解が難解にならないよう解説したいと思いますが、
わからない点は質問をするか自分で調べることが分野を理解する近道です.
重要な質問をして来た場合は,評価に+を加えます.

 

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