2013年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
音情報処理(Acoustics and Speech Processing)[2C20]
2単位 管村 昇 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 「音」は我々の日常生活に深く関わっている。マルチメディア、ブロードバンド、モバイル通信時代を迎えて音響・音声情報技術はますます重要なものとなってきている。この講義を通して音の基本的な性質を学習すると共に、人にとって最も自然なミュニケーション手段である音声について学習する。また音と人間の知覚および社会との関係について講義する。この講義の目標は、「音」の重要性を認識し、その基本について理解すると共に、「音」に興味を持ってもらうことである。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ガイダンス
本講義で何を学びたいかをしっかり認識すること 2.音の種類と役割 予習:身近な音を考えておく 復習:音の人間社会における役割 3.音波とは何か(1) 予習:音波とは何かを勉強しておく 復習:音の基本的な性質 4.音波とは何か(2) 予習:音の表現方法 復習:音圧とデシベル 5.音のスペクトル(1) 予習:音の表現方法 復習:スペクトルとは何かを理解 6.音のスペクトル(2) 予習:スペクトルの表現方法 復習:時間領域と周波数領域での表現 7.音の伝搬と室内音響 8.騒音の伝搬と遮音 9.アナログオーディオ 10.音のディジタル処理(1) 11.音のディジタル処理(2) 9−11 予習:音の信号のアナログ表現 復習:アナログ信号とディジタル信号 12.音声の特徴と分析 予習:音声情報処理の利用シーン 復習:音声のディジタル信号処理の基本 13.音声(音楽)符号化技術・標準化 予習:情報圧縮技術 復習:音声・音楽情報の情報圧縮の原理 14.聴覚と音の知覚 15.学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 毎回出席を取る。9/14以下は不合格とする。2回のレポート(合計30点)と最終試験(70点)で成績を評価し、総合評点60点以上を合格とする。再試験、追試験は原則行わない。
- <参考書>
- 鈴木陽一 音響学入門 コロナ社
小泉宣夫著 基礎音響・オーディオ学 コロナ社 板橋秀一編 音声工学 森北出版 三井田惇郎著 音響工学 昭晃堂 城戸健一編 基礎音響工学 コロナ社 古井貞煕著 新音響・音声工学 近代科学社
- <オフィスアワー>
- 質問は講義時間中または講義終了後
新宿校舎 原則午前10時から午後5時(ただし講義、会議の時間帯は除く)
- <学生へのメッセージ>
- 音に興味を持って勉強してもらいたい。音の物理的な扱い、コンピュータでの処理などの知識をしっかり身につけて欲しい。
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