2013年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

物理学II(Physics II)[6358]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
川端 節彌 非常勤講師

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
電気磁気の現象は電界と磁界という物理量によって表わされますが、これらは私たちの五感で捉えられないために概念がつかみにくいといえます。
先ず、電界と磁界の概念を理解し、次に電磁気現象の基本的な諸法則を学び、最終的には電磁気学の基本法則「マックスウェルの方程式」へとまとめ上げて行きます。

<授業計画及び準備学習>
1. 電荷と電界-1
   ○ 電荷と静電気力
   ○ 電界
   ○ 静電気力のする仕事
   ○ 静電気力と位置エネルギー
2. 電荷と電界-2
   ○ 電位
   ○ 単位系
   ○ ガウスの定理
   ○ 電気力線と等電位面
3. 導体と誘電体-1
   ○ 導体
   ○ 静電誘導と電気遮蔽
   ○ 電気容量
   ○ コンデンサー
4. 導体と誘電体-2
   ○ 不導体
   ○ 誘電分極
   ○ 分極率
   ○ 誘電体がある場合のガウスの定理
   ○ 静電エネルギー
5. 定常電流-1
   ○ 電流の担い手
   ○ 電流の強さとその単位
   ○ 電気量保存の法則
   ○ オームの法則
   ○ 電池の起電力
   ○ 回路網
   ○ キルヒホッフの法則
6. 定常電流-2
   ○ 電力
   ○ ジュール熱
  磁石と磁界-1
   ○ 磁石
   ○ 磁界
7. 磁石と磁界-2
   ○ 磁性体
   ○ 磁束に関するガウスの定理
8. 電流と磁界-1
   ○ 電流がつくる磁界
9. 電流と磁界-2
   ○ 磁界が電流に及ぼす力
10. 電磁誘導-1
   ○ 電磁誘導
   ○ 自己誘導と相互誘導
11. 電磁誘導-2
   ○ 静磁エネルギー
12. 交流-1
   ○ 準定常電流
   ○ 正弦波交流(前半)
13. 交流-2
   ○ 正弦波交流(後半)
   ○ 交流の複素数表示
14. マックスウェル方程式
   ○ 電束電流
   ○ マックスウェル方程式

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験で最終成績を評価し、60点以上の者に単位を認める。定期試験は、講義中に行った講義内容、例題、および演習問題から出題する。

<教科書>
講義ノート配布

<参考書>
「理工系物理学講義」加藤潔著(培風館)

<オフィスアワー>
講義日(土曜日)の午後4時30分から5時55分の間

<学生へのメッセージ>
初回の予習は必要ありませんが、2回目の授業からは、予習と復習を兼ねて、講義ノートやご自身のノートの前回の内容に目を通すようにしましょう。きっと効果があります。

 

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