2013年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
暗号理論(Cryptography)[5A19]
2単位 真鍋 義文 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 情報セキュリティの理論的な基礎となる暗号理論を習得し、それが現実の社会でどのように使われているかを学ぶ。
- <授業計画及び準備学習>
- 以下の計画は理解度によって変更の可能性がある。
1 暗号とは、暗号の歴史 事前学習 参考書 第1章 2 共通鍵暗号その1:共通鍵暗号とは 事前学習 参考書 第2章5 3 共通鍵暗号その2:DES,AES 事前学習 参考書 第2章7,8 4 公開鍵暗号その1:公開鍵暗号とは 事前学習 参考書 第3章 20 5 公開鍵暗号その2:RSA暗号(1) 事前学習 剰余系に関する計算 6 公開鍵暗号その3:RSA暗号(2) 事前学習 参考書 第3章21−23 7 ディジタル署名 事前学習 参考書 第3章29−32 8 ハッシュ関数 事前学習 参考書 第2章12−14 9 認証 事前学習 パスワードのしくみ 10 メッセージ認証 事前学習 参考書 第2章15−19 11 鍵生成と鍵管理 事前学習 乱数のしくみ 12 PKI 事前学習 ブラウザの「証明書」をチェック 13 暗号の安全性と暗号の危胎化 事前学習 参考書 第6章 14 暗号の応用とまとめ 事前学習 参考書の上記以外の部分 15 学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 出席および最終試験の成績によって判定する。追試験・再試験は実施しない。
- <教科書>
- テキストを随時配布予定
- <参考書>
- 今井秀樹監修 トコトンやさしい暗号の本 日刊工業新聞社
- <オフィスアワー>
- 未定。
メールで連絡してアポイントメントを取ること。
- <学生へのメッセージ>
- 情報システムの設計・運用にあたってはユーザ情報のセキュリティ保護が必須となっています。暗号理論はこの課題を解決するための基本技術です。この講義では、暗号の入門的基礎を一通り伝えます。
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