2013年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

暗号理論(Cryptography)[5A19]

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2単位
真鍋 義文 教授  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
情報セキュリティの理論的な基礎となる暗号理論を習得し、それが現実の社会でどのように使われているかを学ぶ。

<授業計画及び準備学習>
以下の計画は理解度によって変更の可能性がある。

 1 暗号とは、暗号の歴史
   事前学習 参考書 第1章
 2 共通鍵暗号その1:共通鍵暗号とは
   事前学習 参考書 第2章5
 3 共通鍵暗号その2:DES,AES
   事前学習 参考書 第2章7,8
 4 公開鍵暗号その1:公開鍵暗号とは
   事前学習 参考書 第3章 20
 5 公開鍵暗号その2:RSA暗号(1)
   事前学習 剰余系に関する計算
 6 公開鍵暗号その3:RSA暗号(2)
   事前学習 参考書 第3章21−23
 7 ディジタル署名
   事前学習 参考書 第3章29−32
 8 ハッシュ関数
   事前学習 参考書 第2章12−14
 9 認証 
   事前学習 パスワードのしくみ
10 メッセージ認証
   事前学習 参考書 第2章15−19
11 鍵生成と鍵管理
   事前学習 乱数のしくみ
12 PKI
   事前学習 ブラウザの「証明書」をチェック
13 暗号の安全性と暗号の危胎化
   事前学習 参考書 第6章
14 暗号の応用とまとめ
   事前学習 参考書の上記以外の部分
15 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
出席および最終試験の成績によって判定する。追試験・再試験は実施しない。

<教科書>
テキストを随時配布予定

<参考書>
今井秀樹監修 トコトンやさしい暗号の本 日刊工業新聞社

<オフィスアワー>
未定。
メールで連絡してアポイントメントを取ること。

<学生へのメッセージ>
情報システムの設計・運用にあたってはユーザ情報のセキュリティ保護が必須となっています。暗号理論はこの課題を解決するための基本技術です。この講義では、暗号の入門的基礎を一通り伝えます。

 

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