2013年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

Linux[4A18]

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2単位
小野  諭 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
企業や組織の業務を支えるビジネス情報システムの開発環境、実行環境およびセキュリティ技術について基礎的な知識を得るとともに、 Linux が提供する機能を、日頃慣れ親しんだ Windows 系OS と比較することで、現実的なシステムへの理解を深める。

<授業計画及び準備学習>
1.ビジネス情報システム概論
 情報システムに求められる2つのもの
 事例検討: 医療情報システムの要求事項
 情報システムへの攻撃と対策
 事例検討: Web サービスへの攻撃と対策

2. ビジネス情報システムの開発・実行インフラ
 システム開発環境と実行環境
 クラウド
 事例検討: Webサービス, RIA, モバイルデバイス

3. セキュリティを支える主要な要素技術
 ID管理・識別・認証
 アクセス制御
 暗号と電子署名
(Windows と Linux などでの実現例を交えながら説明)

4. システムへの脅威と対策
 システムの脅威分析
 事例検討: 米国セキュリティ監査ガイドライン
 事例検討: 通信保護への攻撃と防御

<成績評価方法及び水準>
定期試験期間に試験を実施する。配布プリント、自筆ノート持ち込み可。
講義内容を理解し、簡単な課題に応用できるレベル。
出席は 2/3 以上。(介護、教職関連の休みは出席扱い)

<教科書>
資料を kuport にて電子配布する。
必要に応じて、印刷プリントを配布する。

<参考書>
講義の中で、適宜、参考となる資料を紹介する。
希望者には、自習用に Windows Virtual PC または Hyper-V で実行可能な Linux 仮想マシンを配布する。

<オフィスアワー>
前期の期間、毎週木曜2限
A1577 または、 B0530

<学生へのメッセージ>
以下の関連講義も、可能な限り受講してください。
3E21 ディペンダビリティ概論
1C16/1C75 セキュアシステム

 

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