2013年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
○コンピュータ科学序論(Fundamentals in Computer Science)[5120]
2単位 三好 和憲 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- コンピュータ科学の導入科目として、何故コンピュータの中では0と1の2種類のみの世界で電子回路により情報処理が出来るのかを、2進法の原理と2値論理の数学的基礎であるブール代数についてその基本的な原理を学修する。
最低到達目標は、負数の各表現の意味・得失、浮動小数点表現の基数の役割、各論理演算の意味を理解し、真理値表と論理関数との相互導出が出来ること。
- <授業計画及び準備学習>
- 講義計画(試験範囲は3〜12)
1 コンピュータ科学科のカリキュラム 【導入】 2 コンピュータ社会 3 2進法の原理と自然2進符号 【情報の表現】 4 負の整数への拡張と補数の概念 5 非整数への拡張と基数変換の原理 6 浮動小数点表現 7 文字、命令語、音声、画像の表現 8 論理関数と基本論理演算 【ブール代数】 9 任意の論理関数のnot, and, or による構成 10 2進全加算器 11 論理関数の簡単化 12 論理演算と回路による表現 13 アルゴリズムとプログラム 【ソフトウェアとハードウェア】 14 コンピュータの構成 15 学習成果の確認(試験)
準備学習 1 特になし 【導入】 2 情報化社会のキーワード 3 2進法について 【情報の表現】 4 補数、符号と絶対値 5 十進の0.1の2進での表現 6 浮動小数点、指数、仮数 7 JIS文字符号 8 論理関数とは 【ブール代数】 9 排他的論理和、nand, nor 10 1ビットの加算 11 カルノー図 12 論理回路とは 13 アルゴリズムとは 【ソフトウェアとハードウェア】 14 コンピュータの構成 15 第3週〜第12週の総復習
- <成績評価方法及び水準>
- 基本的に定期試験で60点以上。
場合によってはレポートの提出を求め、その内容を加味する。 註:出席の痕跡が認められない場合には定期試験終了後のレポート提出を認めません。講義資料をKuportからダウンロードして、必ず予習・復習をしてください。
- <オフィスアワー>
- 水曜日 16:20〜17:50
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