2013年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[4230]

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3単位
山崎 浩之 講師  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 前半はコンピュータリテラシーについて講義と演習を行う。情報処理の基礎的な概念や情報倫理について理解し,基本ソフトウェアと応用ソフトウェアの実践的演習を通して、コンピュータを身近な道具としてある程度まで使えるようになることをめざす。
 後半はプログラミングの基礎的な内容について講義と演習を行う。プログラミングにより実現できるコンピュータの活用方法について多くの例題を通じて学ぶ。与えられたプログラムの処理の流れを読み取り理解すること、やさしい問題をプログラミングにより処理できることを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
前期
1. 授業のガイダンス、IDとパスワード、Windowsの基本操作、
  電子メールの利用
2. コンピュータのハードウェアとソフトウェア
3. 日本語入力の仕組みとワープロの基本操作
4. ワープロWordの各種機能と演習
5. 表計算ソフトウェアの基本操作
6. 表計算ソフトウェアExcelの各種機能と演習 1
7. 表計算ソフトウェアExcelの各種機能と演習 2
8. プレゼンテーション
9. 情報の検索とコンピュータネットワーク
10. Webページ制作の演習 1
11. Webページ制作の演習 2
12. Webページ制作の演習 3
13. 文書処理システムLaTeX 1
14. 文書処理システムLaTeX 2
15. 定期試験

後期
1. Excel VBAの基本操作、変数の種類
2. 四則演算と条件判断文
3. 繰り返し文による反復処理
4. Subプロシージャ
5. Functionプロシージャ
6. 配列
7. ワークシート(セル)の利用
8. 課題演習
9. 再帰呼び出しによる反復処理
10. 文字・文字コードの処理と暗号
11. 文字列の処理と再帰的関数
12. 課題演習
13. 応用例1 モンテカルロ法
14. 応用例2 整列アルゴリズム
15. 定期試験

<成績評価方法及び水準>
定期試験(40点満点)と演習評価(60点満点)の合計点を前期・後期についてそれぞれ求め、それらの平均点を通年の成績評価点とします。
定期試験は、前期末・後期末に一回ずつ合計2回実施しますが、どちらか一回でも未受験であった場合は受講放棄として扱います。
演習評価は提出課題の提出状況と完成度を数値化したもの及び、毎回の授業への出席状況をあわせて評価します。

<教科書>
前期:「理工系学生のためのコンピュータリテラシー」工学院大学情報基礎教育運営委員会、共立出版
後期:「Excel環境におけるVisualBasicプログラミング 第2版」加藤 潔 著、共立出版

<オフィスアワー>
新宿 A-1476 火-木 16:30〜18:30
メールでの対応も可(ct10634@ns.kogakuin.ac.jp)

<学生へのメッセージ>
上記の指定教科書を演習書として利用します。一人一冊ずつ必ず毎回持参してください。他の学生の教科書を見せてもらう行為は、相手に迷惑となるので禁止しています。

 前期はいろいろなソフトウェアを紹介していきます。本学のコンピュータ環境を「ひと通り使えるようになった」と言えるよう、休まず出席してください。情報倫理についてはe-Learningシステムによる自習となります。前期末試験までに学習を完了してください。
 後期は主にプログラミングを扱うので、ただ授業に出席しているだけでは力はつきません。「理解できるまで自分で考える・わからないことは必ず質問する」という姿勢で臨んでください。

 

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