2013年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
○数学II(Mathematics II)[3228]
2単位 鈴木 敏行 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 数学Iに続いて、1変数の積分法および2変数(以上)の微分法について学習する。微分積分法は情報科学のみならず、現代科学に接する上で最も基本的なものの一つであり、確実に身に付けてほしい。
具体的な達成目標は以下のとおりである。 (1) 積分法の定義と性質を理解し、具体的に計算できる。 (2) 積分法を図形の求積に応用できる。 (3) 2変数の微分法を理解し、具体的計算と極値問題への応用ができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 第01回 積分法1:積分とは何か
第02回 積分法2:不定積分・原始関数と性質 第03回 積分法3:部分積分法・置換積分法 第04回 積分法4:部分分数展開 第05回 積分法5:有理関数の積分 第06回 積分法の応用1:定積分の計算 第07回 積分法の応用2:区分求積法と定積分 第08回 積分法の応用3:孤長・面積・体積 第09回 積分法の応用4:広義積分 第10回 偏微分法1:2変数関数 第11回 偏微分法2:偏導関数の定義 第12回 偏微分法3:微分可能性と全微分・偏微分の順序交換 第13回 偏微分法の応用1:二変数関数の最大最小を求める 第14回 偏微分法の応用2:Lagrangeの未定乗数法 第15回 学習成果の確認(試験)
講義の予定は以上のとおりであるが、理解度に応じて内容が前後する場合がある。 事前学習として、高校で学習した内容や前期に数学Iで学習した内容を復習しておいてほしい。
講義の内容を理解してもらうためにほぼ毎回簡単なレポートを課す。
また、講義の理解のために、あわせて「数学演習II」を履修することを推奨する。
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験の点数(7割ほど)
レポート課題の解答状況(3割ほど)
- <教科書>
- プリントを配布する。
- <参考書>
- 適宜紹介する。
- <オフィスアワー>
- 講義の前後で受け付ける。
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