2013年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
○数学I(Mathematics I)[3225]
2単位 鈴木 敏行 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 1変数の微分法および複素数について学習する。微分積分法は情報科学のみならず、現代科学に接する上で最も基本的なものの一つであり、確実に身に付けてほしい。
具体的な達成目標は以下のとおりである。 (1) 初等関数を理解し、具体的計算ができる。 (2) 微分法の定義と性質を理解し、具体的に計算できる。 (3) 微分法を各種問題に応用できる。 (4) 複素数を理解し、具体的計算と応用ができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 第01回 準備1:関数の定義と具体例(多項式関数・分数関数・無理関数)
第02回 準備2:三角関数と諸性質 第03回 準備3:指数関数や対数関数とそれらの性質 第04回 準備4:合成関数と逆関数 第05回 微分法1:関数の極限・微分の定義と性質 第06回 微分法2:合成関数と逆関数の微分 第07回 微分法3:三角関数・指数関数・対数関数の微分 第08回 微分法4:逆三角関数の微分 第09回 微分法の応用1:中間値の定理・平均値の定理・L'Hospital(ロピタル)の定理 第10回 微分法の応用2:関数の増減 第11回 微分法の応用3:関数のグラフ・接線 第12回 微分法の応用4:Maclaurin(マクローリン)展開 第13回 複素数1:複素数の定義と性質 第14回 複素数2:複素数の応用(複素数平面・極形式) 第15回 学習成果の確認(試験)
講義の予定は以上のとおりであるが、理解度に応じて内容が前後する場合がある。 事前学習として、高校で学習した内容を復習しておいてほしい。
講義の内容を理解してもらうためにほぼ毎回簡単なレポートを課す。
また、講義の理解のために、あわせて「数学演習I」を履修することを推奨する。
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験の点数(7割ほど)
レポート課題の解答状況(3割ほど)
- <教科書>
- プリントを配布する。
- <参考書>
- 適宜紹介する。
- <オフィスアワー>
- 講義の前後で受け付ける。
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