2013年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

リーダシップと企業経営(Leadership and Corporate Management)[2B17]

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2単位
新井 敏夫 教授  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
日本国内だけでなく、国際的なプロジェクトの推進や外資系企業で働く場合でも、リーダーとしての実際的な判断が可能になるように、リーダーとしての基本的な知識と行動原則を身に着ける。ケーススタディーを通じて、リーダーシップの原理原則がどのように生きるかを体験し、リーダーシップ理論が応用可能な段階にまで個々人の能力の向上を図る。
(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」 F.デザイン能力とチームワーク力の習得:◎
達成目標は、リーダーシップの原理原則を自らが置かれた環境に応用できる能力を身に着けることに置いている。

<授業計画及び準備学習>
1.[ガイダンス]リーダーは教育によって作られる
2.リーダーの果たすべき機能
  準備学習 参考書の中から、リーダーの機能について共感するところをまとめておく
3.リーダーの資質
  準備学習 参考書の中から、リーダーの資質について共感するところをまとめておく
4.リーダーシップ理論の変遷
5.[ケーススタディー] 組織とリーダーについて具体的なケースを想定し、グループ討議を行う
  準備学習 リーダーの機能と資質について、自らの目標とする姿をまとめておく
6.[グループ発表と評価] 課題について、グループ発表と評価を行う
  準備学習 グループでプレゼンテーションの準備を行う
7.決断のフレームワーク
  準備学習 リーダーの決断がどのような場面で最も重要になるか、具体的なケースを想定しておく
8.動機付け理論とリーダーシップ理論
  準備学習 人はなぜ働くのか、それぞれの意見をまとめておく
9.[ケーススタディー] 危機管理について具体的なケースを想定し、グループ討議を行う
  準備学習 危機に直面したリーダーの果たすべき機能について考え方をまとめておく
10.[グループ発表と評価] 課題について、グループ発表と評価を行う
  準備学習 グループでプレゼンテーションの準備を行う
11.「宣言」の重要性
12.指示と評価
  準備学習 指示と評価について、参考書から共感する部分をまとめておく
13.企業倫理
14.[全体のまとめ] リーダーのための準備行動
15.[学習成果の確認」試験
  準備学習 授業の復習を通じて、自らのリーダー像を明確にしておく

<成績評価方法及び水準>
グループ発表と試験による総合評価。ウェイトは試験が60%、二回のグループ発表が40%。60点(100点満点中)以上を合格とする。
国際工学プログラムの学習・教育目標「F.デザイン能力とチームワーク力の習得」の中核となるリーダーシップについての基礎力の習得は、上記の評価基準を満たせば達成される。

<教科書>
必要に応じてプリントを配布する

<参考書>
新田次郎「八甲田山 死の彷徨」新潮文庫
佐々淳行「平時の指揮官 有事の指揮官」文春文庫
ボブ・ウッドワード「司令官たち」文芸春秋
ジャック・ウェルチ、ジョン・A・バーン「ジャック・ウェルチ わが経営」日本経済新聞社

<オフィスアワー>
毎週木曜日 13時30分から15時30分

<学生へのメッセージ>
これからのエンジニアの70%は海外で働くことを覚悟しなければなりません。海外で現地の人と共同して成果を上げていくためには、工学的な知識や語学力だけでなく、マネジメントの素養が不可欠です。そのマネジメント理論の中核をなすのがリーダーシップ理論です。海外赴任に際して慌てないように、基礎理論を身に付けておきましょう。

 

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