2013年度工学院大学 建築学部
幾何学II(Geometry II)[4566]
2単位 熊ノ郷 直人 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 計算機科学、通信工学、経営工学はもちろん実生活においても有限幾何学の代表であるグラフ理論の有効性は計り知れない。毎週、ひとつのトピックを取り上げ、講義と演習を行い、そのトピックを完結させる。試験はトピックを5〜6つ選んで出す。「思考を図で表現し『短時間で』『正しい解を探す』」グラフ理論独特の方法を習得することが目標である。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.結婚定理
2.オイラーの定理 3.閉路と区間グラフ 4.木 5.平面グラフ 6.クルスカルのアルゴリズム 7.彩色問題 8.ネットワーク 9.スケジュール作成問題 10.可視性の問題 11.集合場所問題 12.順序付け問題 13.割り当て問題 14.補助問題(特に難しかった部分を選んで) 15.学習成果の確認(試験)
【準備学習について】毎週、独立したトピックを扱うため、特に予習は必要ありませんが、必ず復習して下さい。復習の方法としては、講義で扱ったプリントの問題を、できればその日のうちにもう一度解いて見てください。無理ならばその週のうちでも良いですが、あとになればなるほどわからなくなります。
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験で最終成績を評価、60点以上の者に単位を認める。
- <参考書>
- 講義に出ていれば必要ないですが、休んだ場合の参考書として以下を挙げておきます。
『グラフ論要説』秋山仁、浜田隆資共著(槇書店) 『離散数学入門』秋山仁、R.L.Graham 共著(朝倉書店) 『応用数学入門』小林みどり著(牧野書店)
- <オフィスアワー>
- 木曜日14:50〜15:50(八王子)
- <学生へのメッセージ>
- 数学的予備知識(幾何学Iなど)は一切必要ありませんが、数学的妥協は一切しません。一見簡単そうだが、頭が固いといくら考えてもわからない難問ばかりを選んでいます。講義に出席していても試験で全く解けなかった学生もいるので、必ず自分の頭で考えて下さい。
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