2013年度工学院大学 建築学部

現代物理の世界(Introduction to Modern Physics)[4205]

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2単位
幸村 孝由 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
20世紀以降、物理学は、力学、熱・統計力学、電磁気学などに加え、
量子力学をはじめとする現代物理学が加わり、目覚しい発展を遂げている。
学問・研究分野は、ナノテクノロジーに代表される物性物理学、
クオーク・レプトンなど物質の極限の姿を明らかにする素粒子物理学、
宇宙の始まり・現在・未来の姿を明らかにする宇宙物理学、
たんぱく質の構造や脳機能の研究などの生物物理学といったように、
非常に多岐にわたる。
本講義では、講義を担当する教員の研究テーマの紹介を兼ね,宇宙物理学
(天文学)を中心に最先端の研究結果も交えながらわかり易く解説する。

<授業計画及び準備学習>
1.授業のねらいと進行について
2.宇宙観測のすすめ1 〜宇宙の階層・構成〜
3.宇宙観測のすすめ2 〜宇宙・天体の観測〜
4.星の一生1 〜星の誕生〜
5.星の一生2 〜星の死(超新星爆発)
6. 星の一生3 〜ブラックホール〜
7. 星の一生4 〜パルサーなど〜
8.銀河の形成と進化1
9.銀河の形成と進化2
10.宇宙の進化1.〜膨張宇宙〜
11.宇宙の進化2.〜ビックバン宇宙、暗黒物質〜
12.観測装置の紹介1(電波,赤外線,可視光)
13.観測装置の紹介2(X線,γ線など)
14.実験装置の見学
   工学院大学で実際に私達が研究開発を行っている、宇宙観測用CCDカメラと、
   次世代放射線検出器と宇宙観測用装置の紹介
15.学習成果の確認

<成績評価方法及び水準>
レポートで評価を行なう

<教科書>
必要により授業中に指示する。

<参考書>
必要により授業中に指示する。

<オフィスアワー>
火 14:40〜17:00 八王子校舎 1号館210
木 12:30〜13:30 新宿校舎  2734室、
及び必要により授業後に行う。

<学生へのメッセージ>
学年、学科を問わず参加できる授業です。高校では決して聞けないし、大学でもなかなか
勉強するチャンスのない、「銀河系、ブラックホールなどの宇宙の話」
を聞きに来ませんか? 極力、数式を使わずに、宇宙の話題を紹介します。
実際にロケットで打ち上げる予定の宇宙望遠鏡の観測装置の1つを実際
近くで見たり、望遠鏡で星空を観る企画も考えています。

大学にはいろんな研究をしている先生がいます。是非、この授業を受講して、話を聞くチャンスを作って下さい。まだ先かもしれませんが、この授業で聞く話が、4年生の時の卒業研究の選択肢の1つになるかもしれません。また、宇宙産業への就職も選択肢になるかもしれません。
学部、学科は問いません。やる気と興味がある学生は、大歓迎です!!! 

<備考>
講義に関する情報以外にも、いろんな情報を発信していますので御覧下さい。
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft13049  

 

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