2013年度工学院大学 建築学部
△物理学概論B(K)[2458]
2単位 武藤 恭之 助教 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 物理学概論Bでは、熱力学・電磁気学について基礎的な事項を学ぶ。
具体的には、以下のような事項の達成を目標とする。 1.熱力学の考え方と基本法則を理解する 2.電磁気現象の基本法則を理解する 3.電気回路に関する基礎的な事項を理解する
- <授業計画及び準備学習>
- 毎回の講義では、熱力学および電磁気学の基本的な事項について講義する。さらに、建築と物理に関連する課題を出す。この課題については、最終回にレポート提出あるいは発表という形で評価を行う。
以下に、講義の内容を示す。第1回の講義に関しては、準備学習は必要ない。第2回以降については、授業の進捗状況などを踏まえながら、その都度必要な準備学習を指定する。 第1回:熱力学で扱う系とは・温度と圧力 第2回:理想気体の状態方程式・気体の状態の表現・PV図 第3回:熱力学第一法則 第4回:状態量と準静的過程・定積変化・定圧変化 第5回:等温変化・断熱変化・熱サイクル 第6回:熱力学第二法則 第7回:エントロピー増大則と熱伝導現象 第8回:クーロンの法則・電場・電位 第9回:電場と磁場のガウスの法則 第10回:アンペールの法則 第11回:電磁誘導と磁場のエネルギー 第12回:変位電流 第13回:マクスウェルの方程式 第14回:電気回路 第15回:学習成果の確認(課題作成)
- <成績評価方法及び水準>
- (1)学期末に、授業内容と関連する課題に関するレポート等の提出を求める(得点A)
(2)授業の中で適宜講義に関連する演習問題を出し、解答の提出を求める(得点B) (3)A+R×Bを最終的な得点とし、この点数が60点を超えた者を合格とする。ただし、Aが30点未満ならばR=1、Aが30点以上ならばR=[(100−A)/70]^2
- <教科書>
- 「理工系物理学講義(改訂版)」加藤潔(培風館)
- <参考書>
- 授業の中で適宜指示します
- <オフィスアワー>
- 新宿2715室 月曜日10時〜12時
八王子1-323室 火曜日3限(授業期間中のみ) この他の時間にも、電子メール(ft13389@ns.kogakuin.ac.jp)で事前に連絡をいただければ対応可能です。また、電子メールによる質問も受け付けます。
- <学生へのメッセージ>
- ・物理学概論Aを履修していることを前提とします。
・授業中の、講義内容に関する質問は大歓迎です。 ・教科書の問題を解いたり、演習の授業を活用したりすることで、自分で考える力を身につけ、より深い理解につなげてください。授業のみで全てを理解することは、不可能だと考えてください。 ・講義ノートは適宜Kuportにアップロードします。参考にしてください。
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