2013年度工学院大学 建築学部

建築設計II(Architectural Design II)[2373]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
西森 陸雄 教授  
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赤木 徹也 准教授  
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長澤  泰 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]
今村 幹 非常勤講師
石黒 由紀 非常勤講師
井上 康 非常勤講師
伊藤 潤一 非常勤講師
小島 光晴 非常勤講師
金子  滋 非常勤講師

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
第一課題「外のある家」

 この課題では、「外」を取り込んだ家を設計する。
「外」とは、光や風のような環境的なものでも、眺望や庭のように具体的なものでもよい。
あるいは他人や街など、一見家の中には無いと思えるものを「外」ととらえて、取り込んでもいい。
私たちが住んでいる街はいろいろな要素からできている。うっとおしいと言って閉じてしまうのはもったいないし、自然は美しいからといって開くだけでもプライバシーが保てない。内と外の豊かで多様な関係を住空間の中にデザインし、街に住むことが楽しくなるような家を設計してほしい。

第二課題「小宮公園の小ミュージアム」

 豊かな自然に囲まれた八王子の小宮公園のエントランス付近に、1人のクリエーターの作品を展示、紹介し、資料を保存するための小さなミュージアムを設計してもらいます。記念館のようでもあり、個人の収集家が作るプライベートミュージアムのようなものとも言えます。 以下に掲げる数名のクリエーターから一人を選んで、その作家の作品資料や、生涯の資料を収集研究することがはじまり、展示空間に相応しい広さや自然光の採入れ方などについても研究してもらいます。
また、今回は敷地とその周辺の環境にも十分に注意を払い、建築本体のみならず、外部空間に関するデザインも提案してもらいます。最終的には与えられたプログラムに空間的な提案を盛り込みながら、一つの建築とランドスケープを完成させることを目標とします。
参考作家: 村上隆(画家)
      奈良美智(画家、造形作家)
      草間彌生(画家、造形作家)
      岡本太郎(造形作家)
  三宅一生(ファッションデザイナー)
      坂本龍一(音楽家)
  手塚治虫(漫画家)

<授業計画及び準備学習>
1. 第一課題:課題説明/敷地見学/イメージスケッチ
  準備学習:課題に役立ちそうな事例資料を収集し、特徴・設計主旨を整理する

2. エスキスチェック
  準備課題:敷地とボリューム模型を製作する

3. 第一課題(基本デザイン)提出/講評
  準備課題:提出図面の確認

4. 平面図作成
  準備課題:1/100図面に必要な情報や表現方法を、参考本などで確認する

5. 断面図作成
  準備課題:平面図と整合させつつ断面図寸法を考える

6. 立面図作成
  準備課題:1/50スタディ模型で、内部空間と開口部を確認する

7. 第一課題:最終提出/講評
  第二課題:課題説明
  準備課題:課題に役立ちそうなギャラリーや美術館を訪問し、実例資料を収集する

8. 敷地調査
  準備課題:周辺を含む敷地状況を調べておく

9. 敷地調査・事例研究の提出/講評
  準備課題:提出図面の確認

10.エスキスチェック
  準備課題:周辺を含む敷地模型をもとにボリュームを考える

11.中間提出/講評
  準備課題:提出までのスケジュール管理

12.エスキスチェック
  準備課題:構造・敷地の外部空間を考える

13.エスキスチェック
  準備課題:平面図/断面図の完成度を上げる

14.最終提出/講評
  準備課題:提出図面の確認

15.再提出
  準備課題:講評コメントを取り入れて、再度まとめあげ提出

<成績評価方法及び水準>
途中のプロセスや発表内容を加味しながら、総合的に評価する。

<オフィスアワー>
特に定めないが、前もって連絡もらえれば随時対応する。

 

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