2013年度工学院大学 建築学部
○建築材料(Building Materials)[5217]
2単位 阿部 道彦 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 建築実務に携わる上で必須となる,木材,鋼材,コンクリートなどの構造材料から,ボード類,左官材,自然素材などの内外装材料にいたる,建築材料全般の基礎的知識を学び,建築がさまざまな材料が組み合わされて構築されていることなどを理解する。そして,本来,建築における地域性が豊かであるように,材料も地域特有のものであった点に着眼し,建築材料に関する資源環境や地球環境との関わりについて理解を深める。
- <授業計画及び準備学習>
- 素材から建築への繋がりを学ぶための全15回の講義を行う(最終回は成績評価,素材ごとの説明順序が前後する場合あり)
1. 建築材料と要求性能 2. コンクリート(1) 一般的性質と構成材料(セメント,混和材料,骨材) 3. コンクリート(2) 調合とフレッシュコンクリートの性質 4. コンクリート(3) 強度と耐久性 5. コンクリート(4) 調合設計と各種セメント系製品 6. メタル素材 (1) 鉄筋,鉄骨 7. メタル素材 (2) 非鉄金属(ステンレス,銅,チタンほか) 8. セラミック素材(1)石材の種類と性質 9. セラミック素材(2)土の種類と性質 10. セラミック素材(3)レンガ・瓦・タイル 11. セラミック素材(4)石膏・漆喰 12. 高分子素材(1) 木材および木質材料 13. 高分子素材(2) 植物材料(茅・竹・紙・藺草) 14. 高分子素材(3) プラスチック系材料 15. 学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 出席点およびレポートならびに最終テストを踏まえた総合評価点が60点以上を合格とする。なお,理由がなく,3回以上欠席すると,学習成果の到達度が下がるため不合格となる。十分に注意をすること。
- <教科書>
- 「講義用プリント」(授業時に配付またはポータルサイトにアプロード)および「ベーシック建築材料」,彰国社(生協にて販売。事前に購入してください)
- <参考書>
- 「建築材料用教材」日本建築学会編(丸善)(阿部研究室,田村研究室ならびに図書館等で借りることができます)
- <オフィスアワー>
- 授業終了後を原則とします。また,メールにより相談を受けることもできます。
- <学生へのメッセージ>
- 建築材料は,形,大きさ,硬さ,色など,実際に五感で把握しないと理解できない部分が数多くあります。授業では数多く実物を紹介した上で,建築材料の特徴の説明をするので,理解を深める有意義な機会としてほしい。また,建築材料に興味がある学生は,「材料実験」「構造材料施工」「内外装材料施工」などの科目を受講するとよい。
- <備考>
- 本必修科目は原則2年生に再履修することができません。1年生で確実に単位取得できるように励んでください。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~dt40009/
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