2013年度工学院大学 建築学部
○建築の構造I(Structure of Architecture I)[5216]
2単位 山下 哲郎 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 建物は自重、積載荷重、地震力、風圧、積雪荷重など様々な外力を受ける。特に日本は世界有数の地震国であり、免震や制振をはじめとして世界で最も先進的な耐震技術を誇る国である。ここでは、建物が自重や地震力などの外力にどう抵抗し、どう壊れるのか、崩壊を防止するにはどうすればよいのかなど、後期の構造力学に進むための基本的な勉強を兼ね、建築構造の基礎を学ぶ。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ガイダンス
2. 建物に加わる荷重 3. 建築の骨組 4. 木と建築 5. 鉄の建築 6. 鉄筋コンクリートの建築 7. 大空間の構造とデザイン 8. 土と地盤 9. 地震と建物のゆれ 10.免震と制振 11.体験学習教材作成 12.力の基本 13.荷重と反力 14.応力(構造内部に生じる力) 15.達成度の確認(試験) 準備学習:事前に講義プリントをダウンロードし予習するとともに、構造のしくみと力学的なメカニズムが確実に理解できるよう復習すること
- <成績評価方法及び水準>
- 期末試験60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 各自キューポートで事前に講義プリントをダウンロードすること。講義の解説をプリントに書き込むことで教科書が完成する。
- <参考書>
- 「空間 構造 物語 ストラクチュラル・デザインのゆくえ」:斎藤公男(彰国社)
「図説 建築構造のなりたち」:日本建築構造技術者協会編(彰国社)
- <オフィスアワー>
- 授業の前後。または新宿2514室まで(随時、メールにて予約)
- <学生へのメッセージ>
- 耐震設計、構造デザイン、コンピューターによるシミュレーション、実験や新しい構造の研究開発など、建築構造は理論と実物が交差する創造的で面白い世界ですが、その基本は構造の動きと力の流れをイメージする力です。ここではなるべく数式を使わず、図と言葉で建築構造のなりたちを説明してみたいと思います。 欠席、遅刻、私語厳禁。
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