2013年度工学院大学 建築学部

イメージと表現(Fine Art B)[3329]

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2単位
大竹 敦人 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]
齋藤 久男 非常勤講師

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 絵画における創作起点となるイメージの具現化,絵画表現や絵画空間をささえる構成要素について,講義と実習を通して理解を深める。
 いかなる造形作品も,時代,社会,個人の在り方と無縁ではありえない。授業では,現在各自の持っている造形美術に関する知識,技術,感性を再認識し,自己の創造性と可能性を探る。
 テーマ,モチーフとして静物,人物,自然の事物(風景)などをとりあげ,そこから受ける印象や感動の主体を,自己のイメージとして作品にまとめあげる。具体的には,ある程度のデッサンの素養を前提に,水彩画と細密描写の実習を行う。
 水彩画の制作過程では,制限された色種(三原色)による混色のトレーニングを行い,基礎的な色彩理論の理解をうながし,己々の色彩感覚をみがき作品に反映させる。又細密描写では対象の徹底的な追求によりデッサン力の不足を補い,表現技法の拡大と可能性を探り,視覚的空間を再現する基本的な技術の習得を目指す。 (前期の「素描と表現」と併せて履修することが望ましい。)

<授業計画及び準備学習>
1. 材料・用具と技法について
2. 水彩画の魅力と特性について
3. 主題と構図(図面構成)について
4. フリーハンドによる透視図法の理解について
5. 色彩の三属性について
6. 三原色と無彩色について
7. 調和と対比について
8. 混色と彩色の実際について
9. 立体感の表現について
10.質感の表現について
11.写実におけるイメージと表現について
12.細密描写について:輪郭線とその技法
13.細密描写について:明度とコントラスト
14.細密描写について:ハッチング技法とヴァリエーション
15.学習成果の確認(課題の仕上げ)

<成績評価方法及び水準>
提出作品 水彩画2点,細密画1点,合計3点の平均点が60点以上を合格とする。未完成または手抜きの作品は評価の対象としない。

<教科書>
使用しない。必要に応じてプリントを配布する。

<参考書>
必要に応じて、授業時に指示する。

<オフィスアワー>
月曜日、火曜日、水曜日PM12:30〜PM1:10(八王子3号館2F3202絵画準備室)授業日空き時間の来室は随時歓迎する。

<学生へのメッセージ>
安易な選択にならぬよう,興味や関心度,意欲など熟慮の上受講登録に望むよう期待します。
前期の「素描と表現」と併せて履修することが望ましい。

 

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