2013年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科

インテリアデザイン(Interior Design)[4B71]

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2単位
飯島 直樹 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
この授業はインテリアデザインの歴史的流れ、建築と異なる内部空間の有り様について概説する。社会の動きと密接なデザインの実例からデザイン手法を分析し、日本のみならずグローバリゼーションに直面するデザインの立ち位置も読み解く。

<授業計画及び準備学習>
1:ガイダンス。インテリアデザインという空間表現のイントロダクション/コムデギャルソンの場合
2:レクチャー/社会動向とデザインの流れ(社会、政治、哲学、文化の変遷とデザインの変遷)
 準備学習:指定した都内のインテリア空間を体験する。あるいは絵画展鑑賞
3:レクチャー/日本のインテリアデザインの流れ1
 準備学習:2:に同様
4:レクチャー/日本のインテリアデザインの流れ2
 準備学習:年鑑日本の空間デザインを回覧チェック
5:レクチャー/インテリアデザインの手法1(多焦点の空間)
 準備学習:指定した都内のインテリア空間を体験する
6:レクチャー/インテリアデザインの手法2(動作の快楽)
 準備学習:指定した都内のインテリア空間を体験する
7:レクチャー/インテリアデザインの手法3(物質性)、レポート提出1(体験した空間の感想、分析、観点の提示)
 準備学習:レポート記述
8:トークセッション/提出したレポートを巡って、質疑応答。
 準備学習:質疑の準備(A4に記述)
9:ワークショップ/自己プロファイル提出。自己表現と伝達の演習(公開プレゼンテーション)
 準備学習:自己プレゼンテーションファイル作成
10:映画空間の体験/映画鑑賞(映画の空間の官能性を知る)
 準備学習:淀川長治究極の映画ベスト100(河出文庫)を読む
11:レクチャー/空間デザインの現在1(JCDデザインアワードから)
 準備学習:指定した空間の体験
12:レクチャー/空間デザインの現在2(アジアの現況)East Gatheringレポート(Tokyo, HongKong,Seoul)
 準備学習:海外のデザイン現場を雑誌等で調べる
13:レクチャー/ゼロ年代の空間デザインの特質
 準備学習:nend、中村拓志、トラフ、KEIKO+MANABU、寳神尚史、中村竜治、長坂常、柳原照弘、遠藤幹子、などの
      デザインを読み解く
14:総論/インテリアデザインのこれから。レポート提出2(海外のデザインに触れて、、、)
15:トークセッション/提出レポートから質疑応答

<成績評価方法及び水準>
レポート2回提出。それぞれ100点満点で評価し、合計平均60点以上を合格とする。

<参考書>
インテリアデザイン空間の関係・イメージ・要素(六耀社)、飯島直樹のデザイン[カズイスチカ]臨床記録1985-2010(平凡社)、ゼロ年代11人のデザイン作法(六耀社)、20世紀・上下(橋本治著筑摩文庫)、寝ながら学べる構造主義(内田樹著講談社現代新書)

<オフィスアワー>
メール連絡により随時(iij@iijima-design.com)

<学生へのメッセージ>
内容暗記の授業ではありません。デザインへの、興味やきっかけを発見する場としてください。専用の個人ノートを持ってください。なんでも、そこに言葉を投げかけてください。本を読む体質改善もまた必須であります。

<参考ホームページアドレス>
http:/www.iijima-design.com

 

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