2013年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科

哲学とは何か(What is Philosophy)[4A02]

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2単位
真達 大輔 非常勤講師

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 ニーチェとハイデガーの哲学を取り上げる。ニーチェについては後期の思想を、ハイデガーについては前期の思想、とりわけ「存在と時間」を中心的なテーマとする。
 現代哲学を代表する二人の思索を、一方では我々の身近な問題に引きつけて、他方では西洋哲学史全体の流れの中に置いて考える。そのことを通じて、思想を知識として身に付けるだけではなく、ともに「哲学することを学ぶ」。
 なお毎回授業の終わりに意見を書いてもらうので、それを通して主体的に考え、書く力も養ってもらいたい。

<授業計画及び準備学習>
第1回  イントロダクション
第2回  ニーチェ1 理性と肉体
第3回  ニーチェ2 「真理」とは何か?
第4回  ニーチェ3 生の本質
第5回  ニーチェ4 道徳という幻想
第6回  ニーチェ5 「良心のやましさ」
第7回  ニーチェ6 ニヒリズム
第8回  ニーチェ7 「超人」と「永遠回帰」
第9回  ハイデガー1 存在への問い
第10回  ハイデガー2 哲学の出発点としての「私」
第11回  ハイデガー3 世界の内に「住む」ということ
第12回  ハイデガー4 他者と共にあるということ
第13回  ハイデガー5 日常の中の人間のあり方
第14回  ハイデガー6 死の意味
第15回  まとめ

<成績評価方法及び水準>
学期末に筆記試験を行い、60点以上を合格として単位を認定する。

<教科書>
特に指定しない。
授業の中で資料を配布する。資料を試験課題にすることもあるので、紛失しないよう保管しておくこと。

<参考書>
その都度、授業の中で紹介する。

<オフィスアワー>
 授業終了後に教室または講師室にて、気軽に声をかけて下さい。
 また、授業中の質問も多いに歓迎します。一人一人の疑問・感想を教室全体に投げかけることは、お互いの理解を深めることにもなります。

<学生へのメッセージ>
 哲学は必ずしもわかりやすい学問ではないかもしれませんが、根源的なテーマについて一つ一つじっくり考えていく知的快楽があります。皆さんと「哲学」する楽しさを共有したいと思いますので、哲学に関して予備知識のある人も、ない人も積極的な参加を期待します。

 

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