2013年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科

都市設備(Urban Environment and Infrastructure)[2A73]

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2単位
林  一宏 非常勤講師

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
健全な都市は、年に必要な資源、エネルギーが適切に供給され、不要なゴミや下水が適切に処理されることで成立している。更に、地域冷暖房など街区スケールの都市設備も含め、正しく整備・活用すれば環境負荷の削減に貢献する。このような都市設備の仕組み・現状と課題を解説し、基礎的な知識とマクロ的な視点を身につけることを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
1.都市設備概論(電力・ガス・上下水道・ごみ処理・地域冷暖房)
2.発電方式とエネルギー構造
3.配電方式と需要家側設備
4.ガス調達とガス供給
5.ガスに関連する新エネルギー
6.水源と浄水施設
7.浄化槽と下水道
8.下水処理施設
9.3Rとごみ収集方式
10.ごみ処理方式
11.地域冷暖房と再生可能エネルギー
12.特定電気事業とスマートシティ
13.防災の視点から見た都市設備
14.持続可能な都市とは
15.学習成果の確認(試験)

・毎回の準備学習として、授業計画に関連する文献類を検索してその全体像を把握し、自分の意見も含め理解・整理しておくことを求める。
・復習として、再度全体像に関する理解を整理しておくことを求める。更に不明な点がある場合は適宜質疑のこと。

<成績評価方法及び水準>
期末試験結果を約6割、レポート提出を約4割として総合的に評価する。

<オフィスアワー>
講義終了後30分程度

<学生へのメッセージ>
就職活動に配慮し、可能な限り1講義完結形式の授業になるようにします。我々の生活を支える都市設備のありようを理解し、建築設備に対し広い視野での思考を持つ契機になればと考えています。

 

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