2013年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科

芸術学各論(Particular Subject of Art Studies)[1B05]

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2単位
吉田 司雄 教授  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 世界の主要な演劇都市・映画都市をめぐる形で、芸術史とりわけ映画史のトピックを取り上げ講義を行う。19世紀末に誕生した映画は、それまでにない「第7」の芸術として独自性をめざす一方、20世紀を通して大衆娯楽産業として発達する。その過程で映画や音楽などさまざまな芸術ジャンルから影響や刺激を受けてきたのだが、今日のメディアミックスに通じる状況にも注目したい。文学、絵画、建築、映画など様々な芸術ジャンルの作品に触れながら、モードの変遷と時代との関わり、ジャンル間の交渉のありようなどについて理解を深めてほしい。映像文化に関する知識を単に得るだけでなく、自らの思考と表現を導き出すための批評力を身につけることが目標となる。

<授業計画及び準備学習>
 1.パリ―映画の誕生
    準備学習:シラバスをきちんと読んでおく
 2.パリ―映画以前、見世物の19世紀
    準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく 
 3.ハリウッド―映画産業の確立
    準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく 
 4.ハリウッド―西部劇の隆盛
    準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 5.ハリウッド―世界恐慌とホラー映画ブーム
    準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく 
 6.京都―時代劇の隆盛
    準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく 
 7.ベルリン―ヒットラーの登場とUFAの変貌
    準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく 
 8.ウィーン―音楽映画の聖都
    準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく 
 9.ローマ―映画都市チネチッタ
    準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
10.ロンドン―演劇から映画へ
    準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく 
11.ニューヨーク―ブロードウェイから映画へ
    準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
12.ニューヨーク―戦後アメリカ映画の転回
    準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく 
13.香港―カンフー映画と武狭映画
    準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
14.東京―これからの映画は?
    準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
15.学習成果の確認(レポート執筆)
    準備学習:授業内容をしっかり復習しておく   

<成績評価方法及び水準>
 授業にきちんと出席することが成績評価の前提。授業中の抜き打ち確認テスト等で平常点を算出すると共に、学期末に授業内容すべてを範囲とする教場試験を実施、さらに冬休み中にレポートを執筆してもらい、それらの評価の合計で60点以上の者に単位を認める。平常点、学期末試験、レポートの割合はおよそ3:3:4。ただし、平常点および学年末試験が一定の点数に達していない場合には、レポートを採点の対象としない。レポートだけ提出しても単位取得の可能性はない。

<参考書>
四方田犬彦『映画史への招待』(岩波書店)
北野圭介『ハリウッド100年史講義』(平凡社新書)
その他、教場で随時紹介する。

<オフィスアワー>
新宿校舎2772研究室 月12:20〜13:00
それ以外は教員に直接たずねること。

<学生へのメッセージ>
第一回目の授業時に成績評価方法等、具体的に説明するので必ず出席すること。なお、授業で取り上げるトピックは変更する場合も大いにありうる。

 

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