2013年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

アジア建築(Asian Architecture)[5B75]

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2単位
大田 省一 非常勤講師

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
近年の日本とアジア地域との関係の深まりにより、同地域の建築・都市についても感心の高まりがみられる。本講義はそのような要請に応えるために開講される。
中国をはじめとするアジア各国には、歴史の中で育まれた独自の建築文化が存在する。また、日本の建築は古くから近隣地域の影響を受けており、アジア的な広がりの中で捉えなおす必要も認められる。現代の成長著しいアジアの都市の活気あふれる様相からは、斬新なアイディアが表現される一方で、伝統との共存もみられる。奥深い文化を秘めつつ動き続けるアジアの都市、建築は多くのことを語りかけてくれる。本講義を通じて、これらアジアの建築に関する理解を深め、建築のさまざまなあり方について考えていくことがねらいである。

<授業計画及び準備学習>
第1週 イントロダクション
第2週 中国古代の建築1 準備学習:中国史及び日本建築の基礎事項を確認
第3週 中国古代の建築2 準備学習:中国史及び日本建築の基礎事項を確認
第4週 中国古代の建築3 準備学習:中国史及び日本建築の基礎事項を確認
第5週 紫禁城の世界 準備学習:中国史及び北京の地理について確認
第6週 中国の都城 準備学習:中国の地理及び歴史について確認
第7週 中国の住宅 準備学習:同上
第8週 中国の庭園 準備学習:同上
第9週 韓国の建築1 準備学習:朝鮮半島の歴史・地理の基礎事項を確認
第10週 韓国の建築2 準備学習:同上
第11週 韓国の建築3 準備学習:同上
第12週 中国の近代建築
第13週 中国の現代建築
第14週 東アジアの現代建築
第15週 学習成果の確認(試験)
(変更がある場合は授業内に指示します)

<成績評価方法及び水準>
期末試験70%、授業の最後に書いてもらう出席レポート30%で計算し、60点以上を合格とする。

<教科書>
特になし

<参考書>
中国歴史建築案内(TOTO出版)、東洋建築史図集(彰国社)、アジア都市建築史(昭和堂)、その他授業中に指示。

<オフィスアワー>
授業の前後、非常勤講師室にて

<学生へのメッセージ>
建築の理解のためには、その歴史・文化的背景にも関心を持つことが重要である。世界史の流れを把握した上で、授業に臨むようにしてもらいたい。

 

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