2013年度工学院大学 第1部情報通信工学科
複素関数論(Elementary Complex Function)[6356]
2単位 高瀬 柔郎 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 複素関数論を学ぶことにより、3年次に学ぶ情報通信に用いる信号やシステムを設計することができるようになり、複素積分でシステムの出力信号を求めるための知識、ローラン級数でデジタルフィルタを設計するための知識を得ることができます。積分と級数の問題をスラスラ解けることが目標です。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.複素数と複素関数(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
2.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 3.正則関数(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 4.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 5.冪級数(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 6.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 7.複素積分(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 8.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 9.Cauchyの積分定理と積分公式(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 10.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 11.Laurent級数(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 12.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 13.留数定理(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 14.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 15.学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 最終回に行う試験の得点が60以上の場合に単位を認定します。
60に僅かに達しないときに限り、毎講義終了後にボランティアで行う小テストの結果を参照し、単位認定相当であると判断したときに評点を60とする場合があります。
- <教科書>
- 「情報通信工学科 数学ガイド」高瀬柔郎 著(工学院大学生協)
- <参考書>
- 教科書中に記載
- <オフィスアワー>
- 八王子校舎 土曜日 13:00〜16:00
常時、質疑応答をメールで行っております。 E-mail: ct76041@ns.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 3年次に選択科目「線形システム論」を履修する学生は、この複素関数論を必ず受講してください。
複素関数の理解を深めたい希望者へ、毎講義終了後にボランティア活動として小テストを行い、解けるまで指導するサービスを実施しています。なお、高校で教わる複素数をマスターできていない学生は、学習支援センターで複素数の個別指導を受けてください。
- <備考>
- 大学院へ進学する学生には、複素関数とその積分および級数展開が、常識となります。
2年前期に学ぶ微分方程式論と共に、複素関数論の考え方をマスターし、レベルの高いエンジニアを目指してください。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwc1026/index.html
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