2013年度工学院大学 第1部情報通信工学科
過渡現象論(Theory on the Dynamics of Electric Circuits)[2365]
2単位 齊藤 進 非常勤講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 回路理論では、回路に電源を接続して十分に時間が経過して定常状態に達したときの回路を取り扱うのに対して、過渡現象論では、回路に電源を接続した直後から定常状態に達するまでの回路の過渡的応答を取り扱う。本講義では、このような電気回路で発生する過渡現象を物理的に理解し、過渡現象を表現する微分方程式(数式モデル)の解析能力を身に着けることを目標とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 過渡現象とは
2. 回路素子とエネルギー 3. RL直列回路の過渡現象 4. RC直列回路の数理と物理 5. 練習問題 6. 練習問題 7. 微分方程式と過渡現象(1) 8. 微分方程式と過渡現象(2) 9. LC直列回路の数理と物理 10. RLC直列回路の数理と物理(1) 11. RLC直列回路の数理と物理(2) 12. 構造時変回路の過渡現象 13. 練習問題 14. 練習問題 15. 定期試験
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験で最終成績を評価、60点以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 高木 亀一編著「大学課程 過渡現象」、オーム社
- <参考書>
- 平山 博、大附辰夫著 電気学会大学講座「電気回路論」電気学会
- <オフィスアワー>
- 火曜日 13:00〜17:00(講師室
- <学生へのメッセージ>
- 現在実用化されている電子回路には、回路の過渡的変化を応用したものが多い。したがって、過渡現象を学んでおくことは。電子情報通信技術者にとって大変重要である
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