2013年度工学院大学 第1部情報通信工学科
○Basic Communication I[4113]
1単位 菅野 智城 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 本科目は、4技能(listening・speaking・reading・writing)すべての側面から、総合的に英語コミュニケーション能力を伸ばすことを目標としている。
・Pre-Intermediate(初級クラス)では主として、英語の多読教材を用いて、読書をさせることを重点的に行う。さらに、読んだ内容やその経過を英語で小レポートにまとめさせることで、基礎的なレベルでの実践的な英語使用を習得させる。 ・Intermediate(中級クラス)では主として、「聞いたことを記事にまとめる」「読んだことをパワーポイントで発表する」等、inputで得た情報をoutputとして発信する、PBLの方式を用いる。これらの活動を通して、日常・学校生活レベルでの実践的な英語使用を習得させる。 ・Advanced(上級クラス)では英語を用いて論文をまとめ、発表を行うことを中心に行っていく。また、その過程で必要となるアカデミックレベルでの語彙・文法・構文を指導し、習熟させる。これらの活動を通して、研究活動を意識した、研究・ビジネスレベルでの実践的な英語使用を行っていく。
- <授業計画及び準備学習>
- 学生が授業内外で英語の教材や資料を読み、それについてレポートにまとめたり、発表したりすることで授業が構成される。授業担当者は、学生の進捗状況を監督し、適宜、個別に指導を行いつつ、単純な個人作業になりすぎないように、クラス全体として発表活動の場や、2〜3人のグループで学習内容の共有が行われるような場を設けることで(日本語および英語)、教室をマネージメントする。
前期は、パラグラフライティングに重点を置き、比較的短めの英文を論理的に順序立てて書く。それぞれのトピックに焦点を当てながら進めていく。また必要に応じて別途プリントを使用する場合もある。
第1回 Introduction 準備学習:特になし 第2回 Chapter 1: Conclusions / Reasons(1) 準備学習:Chapter1リーディング部分の予習 第3回 Chapter 1: Conclusions / Reasons(2) 準備学習:Chapter1の復習 第4回 Chapter 2: Analysis(1) 準備学習:Chapter2リーディング部分の予習 第5回 Chapter 2:Analysis(2) 準備学習:Chapter2の復習 第6回 Chapter 3:Theory / Proof 準備学習:Chapter3のリーディング部分の予習 第7回 Chapter 1-3のまとめ,その他記事 準備学習:Chapter 1-3の復習 第8回 学習成果の確認(試験) 準備学習:前回までの総復習 第9回 Chapter 4: Controversy(1) 準備学習:Chapter4のリーディング部分の予習 第10回 Chapter 4: Controversy(2) 準備学習:Chapter 4の復習 第11回 Chapter 5:Comparison / Contract(1) 準備学習:Chapter5のリーディング部分の予習 第12回 Chapter 5:Comparison / Contract(2) 準備学習:Chapter 5の復習 第13回 Chapter 6:Classification 準備学習:Chapter6のリーディング部分の予習 第14回 Chapter 4-6のまとめ,その他記事 準備学習:前回の内容の復習 第15回 学習成果の確認(試験) 準備学習:前回までの総復習 *進度状況により、扱う単元に変更が生じる場合もある
- <成績評価方法及び水準>
- 実力テスト:30%(授業とは別に学期末に行われる)
授業担当者による評価:70% 授業担当者による評価の内訳は、平常点(授業内の発表、小テスト)を30%、2回の定期試験(中間試験、期末試験)を40%として総合的に評価する。 評価の合計が60点以上の者を合格とする。なお、欠席回数が総授業回数の3分の1に達した場合、単位取得の資格を失う。授業開始のチャイムから30分以降の遅刻は欠席となる。また遅刻の回数が3回に達するごとに1回の欠席とする。
- <教科書>
- Skills for Better Writing〔Revised Edition〕(『構造で書く英文エッセイ』〔改訂版〕),石谷由美子,エマ・アンドリューズ著,(南雲堂,2009)
- <参考書>
- ロイヤル英文法(旺文社)
- <オフィスアワー>
- 木曜日12:30-13:00
- <学生へのメッセージ>
- 英語は言語であり、コミュニケーションの手段に過ぎないということです。当該言語における「きまり」を皆さんが理解しそれを用いることで、コミュニケーションは可能となるわけです。まとまった内容の英文を書くにあたり、トピックのアイディア、レトリック、ロジック、文体など、様々な点で労力を要します。皆さんがこれらと向き合うことで、日本語と英語の表現の違いが見えてくるでしょう。辞書がないと授業中苦労しますので、授業には必ず辞書(紙の辞書でも電子辞書でも)を持参してください。
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