2013年度工学院大学 第1部情報通信工学科
○回路理論演習I(Practice on Circuit Theory I)[3324]
1単位 山口 智広 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 電気回路理論は、電磁現象を形式化し、複雑な電磁現象を簡単に取り扱えるようにした理論体系と言うことができる。本講義では下記事項の習得を目指す。
(1) 直流回路についての基礎的事項 (2) 直流回路網の解析 (3) 瞬時値表示による正弦波交流回路の解析
- <授業計画及び準備学習>
- 第一週 ガイダンス
第二週 電流、電圧、オームの法則、電圧降下と逆起電力の概念。 第三週 抵抗回路の合成抵抗に関する定理 第四週 分圧の定理、分流の定理 第五週 キルヒホッフの法則の意味 第六週 回路網解析−1(枝路電流法) 第七週 回路網解析−2(ループ電流法、節点解析) 第八週 様々な回路の定理−1(ホイートストンブリッジの平衡条件、重ね合わせの理) 第九週 様々な回路の定理−2(テブナンの定理、Y−Δ変換) 第十週 直流の電力と電力量 第十一週 正弦波交流 −振幅、角周波数、初期位相、位相差、実効値− 第十二週 R、L、Cの基本的性質 第十三週 L回路、RL回路(過渡現象と定常状態) 第十四週 C回路、RC回路(過渡現象と定常状態) 第十五週 学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として、定期試験を70点、出席点および授業中に与える課題等を30点、合計100点満点とし、60点以上の者に単位を認める。
定期試験を100点として判定することも可能。この場合、第六週講義日までに申告すること。
- <教科書>
- 「テキストブック電気回路」本田徳正(日本理工出版会)
- <参考書>
- 「電気回路教本」秋月影雄、橋本洋志(オーム社出版局)
電気学会大学講座「電気回路論 3版改訂」平山 博、大附辰夫(電気学会)
- <オフィスアワー>
- 水曜日 15:00〜17:00(八王子校舎)
- <学生へのメッセージ>
- できるだけ多くの問題をこなすことにより、理解を深めてください。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ct13354/lecture.html
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2013 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|