2013年度工学院大学 第1部電気システム工学科

電気磁気学演習II(Exercises in Electromagnetism II)[3455]

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1単位
渡辺 克忠 准教授  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
電気磁気学は、電気システム工学を志す人の基礎となる重要な学問の一つです。この知識があいまいではこれから学ぶ専門科目を十分に理解することは不可能です。基礎知識を把握し、応用力が身につくことを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
<準備学習>高等学校の物理(電気および力学等)及び数学(三角関数、ベクトル、微分、積分等)をよく復習し、学習しておこと。
<授業計画>
1. 電流による磁界,磁気現象,アンペールの法則等の復習
2. ビオ・サバールの法則,ビオ・サバールの法則とクーロンの法則の比較,ビオ・サバールの法則の
  応用
3. ローレンツ力,ローレンツ力の応用,直線電流が磁界から受ける力のローレンツ力による説明,
  電磁力の応用例
4. 電磁誘導の発見,磁界内を運動する導体の誘動起電力,ファラデーの電磁誘導の法則,レンツの
  法則,誘導起電力,誘導電流
5. ローレンツ力と電磁誘導・電磁力・ホール効果,交流発電機
6.1回目の理解度テストを行う。ここまでの復習をよく行うこと。
7. 相互誘導,自己誘導,自己インダクタンス,相互インダクタンス,変圧器
8. 磁気エネルギー,インダクタンスと抵抗を含む回路の過渡現象
9. 磁気吸引力,表皮効果,うず電流
10. 2回目の理解度テストを行う。1回目の以降の内容について良く復習をすること。
11. 磁性体、磁気回路
12. 電界・磁界の性質のまとめ,ファラデーの電磁誘導の法則への誘導電界の導入,変位電流,アン
  ペール・マクスウェルの法則
13. マクスウェルの方程式,ラプラス,ポアソンの方程式,数値計算による電界・磁界計算法
14. 電磁波,電磁波のエネルギー,ポインティング・ベクトル
15. 学習の成果の確認(試験)
  準備学習:前回までの総復習を行うこと.

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験で最終成績を評価、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
「基礎電磁気学」山口昌一郎(電気学会)、

<オフィスアワー>
木曜日18:00〜19:00

<学生へのメッセージ>
努力を惜しまず、頑張ることが大切です。

 

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