2013年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

地学実験(Experiments in Earth Science)[0002]

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1単位
並木 則和 教授  
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野津 憲治 非常勤講師

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
理科教員志望者に地学の基礎実験に関する知識・手法を体得させる。そしてどのように指導すれば教育効果が上げられるかを習得する。

<授業計画及び準備学習>
1.<実験の概要説明>地学実験で行う内容を説明し,レポートの提出方法等の注意事項を説明する。
  準備学習:シラバスを確認し,集中講義であるため日程調整等を事前に行っておくこと。
2.<地球の運動・黒点観測> フーコー振子を用いて地球の回転周期を測定する。天体望遠鏡を用いて投影法によって黒点を観測する。また文献の太陽黒点近況の図より太陽の周期を計算する。
3.<地磁気・地震計> 3種の機器を用いて地磁気を測定する。地震計の扱い方および震央と震源を求める。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
4.<万有引力,気象> 万有引力実験器を用いて万有引力定数を測定する。また,気象通報を聴いて天気図を書く。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
5.<結晶系・鉱物・硬度> 結晶模型の作成,水晶などの測角,硬度測定を行う。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
6.<岩石薄片の観察・岩石鑑定> 種々の岩石薄片を偏光顕微鏡で観察する。また,岩石標本などを参考にして20種の未知検体を鑑定する。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
7.<コンピュータ演習・化石調査> 各自コンピュータを扱い,関連の演習を行う。また,国立科学博物館に出向き,地学全般で興味を持ったことをレポートにまとめる。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。
8.<野外探査> 高尾山琵琶滝コース周辺の地層の走向,傾斜をクリノメーターで測定する。
  準備学習:実験資料を読み,事前に実験内容を理解しておくこと。

<成績評価方法及び水準>
レポートで評価し60点以上の者に単位を認める。原則として,すべての実験に参加し実験の次の日にレポートを提出すること。代替レポート等の処置は行いません。

<教科書>
実験資料を随時配布する。

<オフィスアワー>
実験期間中(集中講義)16:30〜17:30

<学生へのメッセージ>
集中講義のため毎日実験が続く点と実験日の翌日にレポート提出となるので,体調の維持管理に留意すること。
実験の概要説明は,7月下旬に八王子と新宿の両キャンパスで行うので,掲示により日程を確認後必ず出席のこと。

 

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