2013年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

環境分析実験(Environmental Analytical Laboratory)[5260]

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1単位
石川  徹 准教授  
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内田 雅樹 講師  
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赤松 憲樹 准教授  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
今日の環境問題は、大気、水、土壌に大きく分けて考えることができます。実際にはそれらが複雑に絡み合ってとても厄介です。環境改善のためには、現状がどのようになっているかを正確に把握する必要があります。環境分析実験では、定量分析を中心とした滴定法と機器による簡易測定により、定量的(具体的な数値として)に環境を捉える手法を取得してください。なお、土壌については機器分析実験で行います。

<授業計画及び準備学習>
実験A. キレート滴定法による水の硬度(全硬度、カルシウム硬度、マグネシウム硬度)測定
・定量分析:(キレート滴定):EDTA2Na標準液による定量
・簡易測定:パックテストによる全硬度の測定
実験B. 過マンガン酸カリウム消費量による環境水中のCOD(化学的酸素要求量)の定量
・定量分析(酸化還元滴定):過マンガン酸カリウム消費量による環境水中の有機物の定量
・簡易分析:簡易式CODメータによる環境水中の有機物の測定
実験C. 八王子校舎周辺の大気中におけるCO2,NOx,SOx濃度の測定
・ガス検知管を用いたフィールド測定

<成績評価方法及び水準>
各実験に全て出席し、教員との討論を基にレポートを作成し提出する。試験結果を加味し、総合的に評価し、60点以上で単位を認定する。

<教科書>
2013年度版 工学院大学工学部環境エネルギー化学科「環境分析実験テキスト」
最初のガイダンス時に配布します。

<オフィスアワー>
メール(教員プロフィール参照)にて各先生方に連絡を取ってください。
石川  徹(居室 八王子校舎 5-B101,102)
内田 雅樹(居室 新宿校舎 A-1937)
赤松 憲樹(居室 八王子校舎 7-106)

<学生へのメッセージ>
実験は自分で操作し、結果を出すことが大切な授業です。それには実験前に予習を十分にしておくことが必要です。失敗することを恐れず、積極的に取り組んでください。

 

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