2013年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

日本の伝統芸能(Japanese Performing Arts)[4465]

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2単位
吉田 司雄 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 能、狂言、文楽(人形浄瑠璃)、歌舞伎、落語などに実際に触れるきっかけとなるよう、ビデオ教材等を通してその特質を学ぶ。歌舞伎役者の中村勘三郎や市川団十郎の死去はテレビのニュースやワイドショーでも大きく取り上げられたが、現代に生きる古典芸能の魅力に少しでも迫りたい。日本文化に関する基本的な知識をしっかりと身につけることを具体的な達成目標とするが、ただ単に知識を増やすことで満足するのではなく、古典芸能に親しむことで自らの思考と感性をとぎすまし、それを書き表す表現力を身につけることを目指してほしい。

<授業計画及び準備学習>
 1 ガイダンス&基本知識の確認
    準備学習:シラバスをきちんと読んでおく
 2 「伊勢物語」を読む
    準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく
 3 「隅田川」(能)の世界
    準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく
 4 「源氏物語」を読む
    準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく
 5 「葵上」(能)の世界
    準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく
 6 陰陽師(平安時代のゴーストバスターズ)
    準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく
 7 「義経千本桜」(人形浄瑠璃・歌舞伎)の世界
    準備学習:自分で文献を探して基礎知識を得ておく
 8 「勧進帳」(歌舞伎)の魅力
    準備学習:自分で文献を探して基礎知識を得ておく
 9 「道成寺」の系譜
    準備学習:自分で文献を探して基礎知識を得ておく
10 「東海道四谷怪談」−鶴屋南北・怪談狂言の世界
    準備学習:自分で文献を探して基礎知識を得ておく   
11 「仮名手本忠臣蔵」−仇討ちの美学
    準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく
12 「怪談牡丹燈籠」−落語における怪談話
    準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく
13 落語とは何か?(1)
    準備学習:自分で文献を探して基礎知識を得ておく
14 落語とは何か?(2)
    準備学習:自分で文献を探して基礎知識を得ておく
15 学習成果の確認(テスト)
    準備学習:授業内容をしっかり復習しておく   

<成績評価方法及び水準>
 授業中の数回にわたる抜き打ち確認テスト、感想文提出、宿題レポート、さらには最終日のテスト等によって総合的に評価し、60点に達した者に単位を認める。最終テストの割合は約6割。ただし、出席状況や提出物の評価点が一定の水準に達しない者は、最終テストの答案を採点対象としない。従って、まず授業にきちんと出席すること。出席状況のよくない学生に、単位修得の可能性はない。

<教科書>
 プリントを随時配布する。

<参考書>
 教場で随時紹介する。
 なお、高校で使った国語便覧を持っていたら用意しておくこと。

<オフィスアワー>
 新宿校舎2772研究室 月12:20〜12:40
 または、授業開始前の教場。
 それ以外は教員に直接たずねること。

<学生へのメッセージ>
 第一回目の授業時に成績評価方法等、具体的に説明するので必ず出席すること。この授業のルールに従って、こちらの指示する座席に着席することなど、幾つかお願いすることがある。なお、授業計画についてはあくまでも仮のもので、変更も大いにありうる。

 

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