2013年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

ベクトル解析(Vector Analysis)[3556]

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2単位
北原 清志 准教授  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 ベクトル解析は力学,電磁気学,流体力学など様々な分野で非常に有用な道具として使われており,ベクトル値関数の微分積分,曲線や曲面など,大学一年で学習した内容の総合的な応用という側面を持っている。ここでは様々な公式の意味を理解することを目標にする。

<授業計画及び準備学習>
1. ベクトルの復習
2. ベクトル積とスカラー3重積
3. ベクトルの微分
4. ベクトルの積分
5. 空間曲線
6. 曲面
7. スカラー場の勾配
8. ベクトル場の発散
9. ベクトル場の回転
10. 勾配,発散,回転に関する諸公式
11. 2重積分の復習
12. スカラー場とベクトル場の積分
13. ガウスの発散定理
14. ストークスの定理
準備学習:以上14回については教科書の該当部分の解説を読んでおくこと.特にノートの解説をよく復習し,問題を解くこと
15. 学習成果の確認(試験)
準備学習:前回までの総復習を行うこと

<成績評価方法及び水準>
最終回に行う試験を100点満点で評価し60点以上を合格とする.

<教科書>
基礎解析学コース 「ベクトル解析」 矢野健太郎・石原繁 共著(裳華房)

<参考書>
「Advanced ベクトル解析」 立花俊一・勝野恵子 他著(共立出版)

<オフィスアワー>
水曜日 12:30〜13:30 それ以外でもメールで約束の上,対応可。

<学生へのメッセージ>
ベクトル解析は偏微分と重積分の基礎の上に成り立っているので,一年生の数学IIの内容を十分に理解していることが必須である。重積分に付いては授業内で解説を加えながら進める.また行列式の計算方法,ベクトルの内積・外積なども重要な基礎知識である。

 

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