2013年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

中国語II(Chinese II)[1355]

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2単位
趙   怡 非常勤講師

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
日中間共通の漢字が、日本人の中国語学習者にとって大きなアドバンテージであると同時に、落とし穴にもなっています。多くの人は中国語を「目」で読み、意味と書き方さえ分かればそれで満足し、その先の「音」を覚えようとしなくなります。またたとえ覚えようとしても、日本語の音が邪魔になって、なかなか覚えられません。その結果、読解力と会話能力のアンバランスがしばしば見られます。
 この授業のねらいは、一言でいえば、こうしたアンバランスを改善することです。あえて一年生向けの教科書を使い、ピンインや基本的な表現からはじめ、大量なヒアリングドリルを通して、中国語の「音」をしっかり覚えていきます。そして少人数クラスの利点を生かして、一人一人の発音もしっかりチェックします。そのうえ学んだ表現を自由に応用できるように口頭発表も行います。こうして参加型の授業を通して中国語によるコミュニケーション能力を上達させる一方、多様な視聴教材を活用し、なるべく皆さんに「生」の中国語と中国世界に触れる機会を多く与えたいと考えています。

<授業計画及び準備学習>
基本的に二週間一課のペースで進みます。一回目は前回の内容を復習するためのヒアリングテストを行い、そして新しい内容を学びます。二回目はスピーチや自由会話などの口頭発表を行います。必要に応じて、補充教材も使います。具体的な内容は以下です。

発音の復習、チェック
第1課 自己紹介
第2課 家族の紹介
第3課 故郷の紹介
第4課 嗜好と趣味
第5課 数字関連
第6課 一日のスケジュール
第7課 時間表現
第8課 量詞
第9課 交通手段
第10課 スポーツ、趣味
第11課 形容詞 
第12課 使役表現

<成績評価方法及び水準>
 原則として2回の期末試験の平均点が60点以上で、かつ授業中での口頭発表や小テストなどを十分こなしている者に単位を認めます。ただし欠席回数が授業回数の三分の一を越えた学生は履修放棄とみなします。

<教科書>
劉頴・陳浩・梁月軍『ヒアリング中国語テキスト ティンダドンマ?』(白帝社)

<参考書>
相原茂・石田知子・戸沼市子著『Why? にこたえる はじめての中国語の文法書』(同学社)
相原茂編著『はじめての中国語学習辞典』(朝日出版社)

<オフィスアワー>
月曜日・木曜日 12:30〜13:20   八王子キャンパス 一号館一階講師室。

<学生へのメッセージ>
皆さん自身が聞くと話すことがメインの授業で、居眠りする暇がありません。ただ本書の著者も語ったように、一年間しっかりやれば、きっと楽しく中国語で会話できるようになると信じています。

 

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