2013年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科
△生物化学(Biological Chemistry)[2502]
2単位 小山 文隆 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 化学の基礎と、生命科学に関連する分野をはじめ、生物を理解するためには有益と思われる他の分野も化学のレベルから解説します。
“なぜ”化学が必要なのか、化学が生命科学の分野でいかに重要な役割を果たしているのか。化学を通して生命科学の面白さを実感し、生命の奥深さを知っていただきたい。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. アミノ酸
2. タンパク質 3. 酵素 4. 核酸 5. 核酸とタンパク質の合成 6. 炭水化物 7. 脂 質
- <成績評価方法及び水準>
- 1. 成績評価は、全開講数の 3 分の 2 以上を出席したうえで、記憶すべき事項 (70%、基本的に穴埋め) と理解度 (30%、文章問題) を調べる期末テストで客観的に行う。60% 以上を合格とする。
2. 定期試験での資料等の持ち込みは一切不可。 3. 2回行う小テスト、授業の出席も成績に加味する。
- <教科書>
- 必ずしも購入しなくてもよい。
マクマリー・生物有機化学 生化学編 菅原 二三男 他 (翻訳) 出版社: 丸善; 第3版版
「ヴォート 基礎生化学 (第3版)」 Donald Voet (著), Charlotte W. Pratt (著), Judith G. Voet (著), 田宮 信雄 (翻訳), 村松 正實 (翻訳), 八木 達彦 (翻訳), 遠藤 斗志也 (翻訳) 東京化学同人
- <参考書>
- タンパク質の一生―生命活動の舞台裏 (岩波新書) (新書)
- <オフィスアワー>
- 講義に関する質問はどんな些細なことでもかまわないので、まず以下のアドレスにメールをください。
bt13262@ns.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 生物化学は、化学的方法を基礎にして生物の種々の現象を明らかにする学問です。生体を構成する種々の成分の性質や構造を明らかにする静的 (static) な立場からの研究と、生体構成分が生物体内でどのように合成され分解されるかという動的 (dynamic) な立場からの研究があります。この二つの立脚点は相互に車の両輪のような関係にあり、両者が一つに統合されて初めて生命現象をより深く理解することができます。
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