2013年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科
△ヒトの身体と運動(Human Body and Exercise)[1115]
2単位 土肥 啓一郎 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 高齢化社会に伴う生活習慣病の増加や、心の豊かさ及び仲間や家族との絆の大切さ等、今この時代において自己の身体を正しく理解し、健康とスポーツの関わりあいについて知識を深めることは重要であると考えられる。本講義では現代社会におけるスポーツの意義を考察し、生理学的観点から安全で効果的な運動の実践方法や栄養摂取及びストレスマネジメント等について学習する。これらの授業で習得した内容を学生生活さらに生涯にわたってスポーツに親しみ心身共に健康で充実した生き方を考えるために活用していただきたい。
- <授業計画及び準備学習>
- (授業計画)
1.ガイダンス(本講義の目標と授業概略および評価方法等について)、「健康とは」 2.現代社会とスポーツ、生涯スポーツ、QOL(Quality of Life) 3.生活習慣病と運動療法、メタボリックシンドローム 4.人体の構造と機能(1)骨格系・筋肉系・神経系 5.人体の構造と機能(2)呼吸循環系 6.人体の構造と機能(3)免疫系、課題レポートの説明 7.運動の科学、トレーニングの原則 8.運動処方、身体運動の効果 9.食事のバランス、栄養素 10.運動と栄養、スポーツパフォーマンスと栄養摂取法 11.スポーツと傷害、応急手当 12.心肺蘇生法・AED使用法 13.スポーツフォアオール(Sports for All) 14. 心の健康とスポーツ 15. 本講義のまとめ、学習成果の確認
(準備学習) シラバスを基に参考書や各授業で配布される講義資料を読み理解するように心がけてください。健康やスポーツに関する情報は日常的にもマスメディア等(新聞、テレビ、雑誌等)を通じて多く入ってきますが、本講義で学習した知識を活用して様々な角度からその本質を考える習慣を持って下さい。そして疑問や興味を感じる時は、文献調査や友達と話し合うなどして自ら積極的に学ぶ姿勢を大切にして下さい。
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として学期末試験(50点)と課題レポート(25点)および授業中の小レポート(25点)を合算して総合成績評価に反映させる。60点以上で合格とする。授業に対する姿勢(意欲的な授業態度やディスカッションへの参加等)を加味する。
- <参考書>
- 「大学生の健康・スポーツ科学」大学生の健康・スポーツ科学研究会編 道和書院
「イラスト運動生理学」朝山正己、彼末一之、三木健寿編著 東京教学社 「入門運動生理学」勝田 茂編著 杏林書院 講義資料(プリント)を随時配布する。
- <オフィスアワー>
- 月曜日 13:00〜14:00 講師室(総合教育棟 1N-125)(TEL) 042-628-4885
木曜日 16:00〜17:00 八王子校舎体育館102保健体育科教員室 (TEL) 042-628-4897
(Email) ft13096@ns.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 本講義の内容は日常生活と多く関連しています(食事、睡眠、疲労、ストレス等)。学生自身のこれまでの経験や今感じていることをクラスで分け合い情報交換できる機会を多く持ちたいと思います。学生の積極的な授業参加を期待しています。
なお受講希望者が多数の場合は、効果的な学習環境を確保するために、対象学科・学年の履修についても制限する場合があります。
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