2013年度工学院大学 第1部応用化学科

細胞工学(Cell Engineering)[4D19]

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2単位
今村 保忠 教授  
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杉山 健二郎 講師  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
授業のねらい:生命の基本的な単位は細胞である.動物や植物、さらに微生物も細胞からできている。微生物を含めた細胞の利用法について概観する.特に、遺伝子組換え技術(遺伝子工学)、細胞培養法について重点を置いて説明する。幹細胞の利用やその再生医療への展開がホットなテーマになっており、トピックスとして取り上げる。
達成目標:1)細胞そのものを理解する。2)古来から物質生産(発酵生産)に使われてきた微生物の利用技術が現代に生きていることを学ぶ。3)再生医療を中心に、動物細胞の利用を考える。4)資源、食糧、地球環境問題などの解決の主役となる植物細胞の利用を考える。

<授業計画及び準備学習>
1.細胞:いきものは「細胞」でできている(今村)
2.微生物利用:古典的発酵から発酵工業へ(杉山)
3.微生物の多面的利用:固定化酵素、バイオエタノール、バイオレメディエーションなど(杉山)
4.遺伝子操作:遺伝子工学の基本技術(杉山)
5.異種タンパク質の生産:遺伝子操作によりヒトのタンパク質を大腸菌や酵母に作らせる(杉山)
6.植物細胞:植物細胞の培養と分化全能性(杉山)
7.植物細胞:遺伝子組換え作物の創生(杉山)
8.植物細胞の利用:資源、地球環境問題などの解決の切り札となる(杉山)
9.動物細胞:動物細胞を培養する(今村)
10.動物細胞の利用:組換えタンパク質の産生と利用(今村)
11.モノクローナル抗体の作成と利用(今村)
12.細胞外マトリックス成分とその利用(今村)
13.幹細胞(今村)
14.再生医療 (今村)
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
期末試験の結果で評価する。出席点および授業中に行う小テストの結果も加味する。

<教科書>
「細胞工学の基礎」(永井、富田、長田)(2004、東京化学同人)および参考資料(配布)

<オフィスアワー>
授業の前(約1時間)と後(フリー)。メールで連絡することが望ましい。
新宿居室は2065室

 

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