2013年度工学院大学 第1部応用化学科

酵素化学(Enzyme Chemistry)[3A05]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
坂口 政吉 講師  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
酵素は生体内の複雑な化学反応を円滑に行う生体触媒である。
触媒としての酵素の特性に注目し、特定の化学反応を効率よく進行させる仕組みを理解する。
また、酵素および酵素反応の評価法を理解する。
達成目標:
1)酵素の特徴を理解すること
2)酵素の反応特異性について理解すること
3)酵素の調節機構について理解を深めること
4)酵素および酵素反応の解析法について理解すること

<授業計画及び準備学習>
以下の項目に従って、講義を進めるが、都合により変更することがある。

1.酵素とは  
2.酵素の分類と基質特異性
3.酵素の反応制御-補因子と補酵素-
4.酵素の性質-触媒機構(1)-酸塩基触媒と共有結合触媒-
4.酵素の性質-触媒機構(2)-金属イオン触媒と静電触媒-
5.酵素の性質-触媒機構(3)-近接効果と配向効果-
6.酵素反応機構-加水分解酵素-
7.酵素反応機構-タンパク質分解酵素-
8.酵素反応速度論-ミカエリス・メンテンの式-
9.酵素反応速度論-ミカエリス定数と最大速度-
10.酵素活性の阻害-競合阻害-
11.酵素活性の阻害-反競合阻害と混合阻害-
12.酵素活性の調節
13.酵素の利用
14.まとめ
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
出席、定期試験、授業中の演習問題の結果で最終成績を評価し,60点以上の者に単位を認める。

<参考書>
ヴォート「基礎生化学」第3版 (東京化学同人)

<オフィスアワー>
水曜日(前期) 午前中
常駐場所が八王子校舎のため、
新宿校舎で面談希望の場合は、
あらかじめE-mailまたは電話で予約することが望ましい。
E-mail: bt11532@ns.kogakuin.ac.jp  内線番号:3371

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2013 Kogakuin University. All Rights Reserved.