2013年度工学院大学 第1部応用化学科
酵素化学(Enzyme Chemistry)[3A05]
2単位 坂口 政吉 講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 酵素は生体内の複雑な化学反応を円滑に行う生体触媒である。
触媒としての酵素の特性に注目し、特定の化学反応を効率よく進行させる仕組みを理解する。 また、酵素および酵素反応の評価法を理解する。 達成目標: 1)酵素の特徴を理解すること 2)酵素の反応特異性について理解すること 3)酵素の調節機構について理解を深めること 4)酵素および酵素反応の解析法について理解すること
- <授業計画及び準備学習>
- 以下の項目に従って、講義を進めるが、都合により変更することがある。
1.酵素とは 2.酵素の分類と基質特異性 3.酵素の反応制御-補因子と補酵素- 4.酵素の性質-触媒機構(1)-酸塩基触媒と共有結合触媒- 4.酵素の性質-触媒機構(2)-金属イオン触媒と静電触媒- 5.酵素の性質-触媒機構(3)-近接効果と配向効果- 6.酵素反応機構-加水分解酵素- 7.酵素反応機構-タンパク質分解酵素- 8.酵素反応速度論-ミカエリス・メンテンの式- 9.酵素反応速度論-ミカエリス定数と最大速度- 10.酵素活性の阻害-競合阻害- 11.酵素活性の阻害-反競合阻害と混合阻害- 12.酵素活性の調節 13.酵素の利用 14.まとめ 15.学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 出席、定期試験、授業中の演習問題の結果で最終成績を評価し,60点以上の者に単位を認める。
- <参考書>
- ヴォート「基礎生化学」第3版 (東京化学同人)
- <オフィスアワー>
- 水曜日(前期) 午前中
常駐場所が八王子校舎のため、 新宿校舎で面談希望の場合は、 あらかじめE-mailまたは電話で予約することが望ましい。 E-mail: bt11532@ns.kogakuin.ac.jp 内線番号:3371
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