2013年度工学院大学 第1部応用化学科

細胞生物学(Cell Biology)[1C07]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
小山 文隆 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
生命の主人公はタンパク質です。タンパク質がどのように生まれ,育ち,働き,そして死を迎えるか。細胞の空間的,時間的流れの中で,その一生の流れを追います。そして細胞内がどのような統一性をもって「いのち」の営みを行っているかを勉強します。

<授業計画及び準備学習>
I. 細胞という社会を理解する
1. 細胞は最小の共和国
2. 細胞内を知る試み
3. 細胞内コミュニティの構成員

II. タンパク質の一生を細胞内社会で理解する
1. タンパク質の誕生
2. タンパク質の立体構造形成と修飾
3. タンパク質の適材適所配置
4. すべての活動を担うタンパク質
5. タンパク質の死

III. 細胞内の組織連携とタンパク質
1. 代謝系と細胞小器官
2. 細胞内の情報ネットワーク
3. タンパク質の細胞内移動と乗りもの
4. 細胞内の交通網
5. 細胞の死

<成績評価方法及び水準>
1. 成績評価は,全開講数の 3 分の 2 以上を出席した上で,記憶すべき事項 (70%、穴埋め問題) と理解度 (30%、文章問題) を調べる期末テストで客観的に行う。60% 以上を合格とする。
2. 定期試験での資料等の持ち込みは一切不可。
3. 2回行う小テスト、授業の出席も成績に加味する。

<教科書>
はじめて出会う細胞の分子生物学  
伊藤 明夫 (著) 
出版社: 岩波書店

<参考書>
タンパク質の一生―生命活動の舞台裏 (岩波新書) (新書)
永田 和宏 (著)

分子細胞生物学 第5版  
H. ロディッシュ 他(著)石浦 章一 他(翻訳)
出版社: 東京化学同人

<オフィスアワー>
講義に関する質問はどんな些細なことでもかまわないのでまず以下のアドレスにメールをください。
bt13262@ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
全ての生物は細胞からできています。細胞生物学は細胞を対象とする生物学の一分野で,生物化学,分子生物学,微生物学,遺伝子工学,細胞工学などの分野と密接に関係しています。細胞の理解とその応用のため,しっかりと細胞の基礎を勉強してください。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2013 Kogakuin University. All Rights Reserved.